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ふらり。旅する長崎 - ながさきプレス - Page 3( 3 )

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第9回 「長崎市 出津教会」

第9回 「長崎市 出津教会」

 身を切るような寒さのなかで、心にぽっとあたたかい火を灯してくれる幸福な日・クリスマス。街にきらめくイルミネーションや、この時期独特のワクワクとした雰囲気を、毎年楽しみにしている人も多いだろう。さて、今回訪ねるのは長崎市・外海地区にある〈出津教会〉。賑やかな街のクリスマスとはひと味違う、静かでおごそかな祈りを胸に訪れた...
第8回 「雲仙市 惜梅亭」

第8回 「雲仙市 惜梅亭」

 小浜から雲仙へ向かう山道の途中にひっそりと佇む、知る人ぞ知る名建築〈惜梅亭〉。昭和55年、カナダの町・バンフの要人を招待するため、また市民の交流の場とするために建てられた茶室だ。設計を手がけたのは、世界的建築家、ル・コルビュジェに師事した坂倉準三氏設立の「坂倉建築研究所」。工事は福岡県の宮大工が行い、粋を尽くした伝統...
第7回 「諫早市 御書院・高城回廊」

第7回 「諫早市 御書院・高城回廊」

 日々の生活で、ちょっと疲れたときや元気がほしいとき、静かに心を落ち着けたいとき…。「あそこに行けば大丈夫」という自分だけのとっておきの場所を持っていると、それだけで暮らしはずっと楽しくなる。今回の旅先はまさにそんな場所。諫早市街の中心部にあって、諫早市役所や諫早図書館、諫早高校、眼鏡橋などを取り囲む緑の回廊〈高城回廊...
第6回 「松浦市 土谷棚田」

第6回 「松浦市 土谷棚田」

 長崎県の北端、美しい海と豊かな自然に囲まれた町・松浦。今回の旅の目的地は、松浦にある人口3千人ほどの小さな島、福島の土谷棚田だ。日本棚田百選にも選ばれており、玄界灘に面して約400枚の田んぼが段々に連なった、素晴らしい風景が広がる。特に夕方、沈みゆく真っ赤な夕陽が海と棚田を黄金色に染め上げるさまは、思わずため息が出る...
第5回 「雲仙市 諏訪の池」

第5回 「雲仙市 諏訪の池」

 陽射しが日に日に強くなり、本格的な夏の到来!ビーチでワイワイ遊ぶのも楽しいけれど、静かな池のほとりでゆったり散歩したり、釣りをしたり。林の中に寝転んで、鳥のさえずりに耳を澄ませたり。涼をとりながら、そんなのんびりタイムも素敵な夏の過ごし方だ。ここ〈諏訪の池〉は大自然に囲まれた〈雲仙天草国立公園〉内にあり、夏のふらり旅...
第4回 「西海市 八ノ子島」

第4回 「西海市 八ノ子島」

 西海の静かな港・横瀬浦にぽっかりと浮かぶ八ノ子島。小さな島の頂上には白い十字架が輝き、浦全体を神聖な空気で包み込むような、不思議な雰囲気を放つ。こんもりとした愛らしい形は、あの司馬遼太郎も著書『街道をゆく』の中で、「松露饅頭のようにかわいい」と称したほどだ。 1562年、当時の領主で、日本で初めて洗礼を受けたキリシタ...
第3回 「長崎市 東明山 興福寺」

第3回 「長崎市 東明山 興福寺」

 梅雨の時季。しとしとと降り続く雨に気が滅入るけれど、そんな雨を楽しむように、お気に入りの傘をさして出かけてほしい場所が、日本最古の唐寺「興福寺」だ。 江戸時代の初め、長崎には多くの外国人が貿易のために訪れ、とりわけ中国・明からは、市民の6人に1人が中国人になる程の来航者があった。彼らは出身地別に寺を建立。これが興福寺...
第2回 「大村市 千綿駅」

第2回 「大村市 千綿駅」

 大村湾沿いの小さな小さな駅〈千綿駅〉。1日の利用者は200人にも満たず、列車は1時間に1、2本しか停車しない。機械の券売機も無いし、売店なんてもちろん無い。それなのに、この駅を訪れる旅人が絶えない理由は、駅を見ればすぐにわかるはずだ。 駅の目の前に広がる穏やかな大村湾、その風景を切り取るような駅の改札口。懐かしさの漂...
第1回 長崎市 神ノ島教会

第1回 長崎市 神ノ島教会

 造船所の迫力あるドックや、女神大橋を眺めながら、長崎港の海沿いを走り続けると、ふいに小高い丘の上からちょこんと白い十字架がのぞく。青い空によく映える、真っ白な教会。〈神ノ島教会〉だ。 その昔、埋め立て工事で陸続きになるまでは小さな離島だった神ノ島。江戸時代、禁教令によってキリスト教は迫害・弾圧を受け続けたが、その厳し...
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