ながさき島たより選び抜かれた壱岐のブランド牛(壱岐)壱岐島では弥生時代から牛が飼育されていたとされ、原の辻遺跡からは弥生時代の牛骨や牛歯が発見されている。また、鎌倉時代に国産の牛を解説した「国牛十図」にも筑紫牛の名で「壱岐牛」が登場することから、古来から島の生活には牛がかかせなかったことが伺える。 現在、壱岐島では年間約1000頭の壱岐牛が出荷されているが、壱岐島で育っ...
ながさき島たより声援飛び交う秋の一大イベント(小値賀) 小値賀の秋の恒例行事といえば町民総参加による「町民体育レクリエーション大会」。毎回、子どもから90歳近くの高齢者まで、島のほとんどの住民が参加している。人口は2500人と少なくなりつつあるが、地区別対抗の種目も数多く用意され、毎回熱い熱戦が繰り広げられる大運動会だ。地区の名誉のため、そして子どもたちにカッコいいところ...
ながさき島たより宇久島の歴史(宇久)平家一族が壇ノ浦の戦いの後に減退の一途を辿る最中、宇久島へ一隻の船が漂流しました。漂流者の名前は、平家盛。平清盛の異母兄弟。後に、彼は五島列島一帯を平定し、その功績は現在の五島文化の礎となった歴史が伝えられています。ほかの島に比べて地の利が良い宇久島は、古くから寺社仏閣が栄え、開墾地としてもよく開けており、多くの民が島...
ながさき島たより父ヶ岳登山 (五島) 標高461m、五島列島最高峰の「父ヶ岳」に登った。その山頂から高浜と頓泊の海岸を望むと、眼下には、白い砂浜に縁どられたエメラルドグリーンの美しい海が広がる。父ヶ岳に登るなら、いくつかの団体が企画するトレッキングツアーに参加するのがオススメ。安全性はもちろん、希少な動植物についての説明もしてくれる。 午前9時40分、七...
ながさき島たよりあご焼き(上五島) 9月、彼岸を過ぎた頃、北風が吹いてくると「あご焼き」が始まります。我が家もこの頃に港に飛び魚が入ったと連絡があると、玄関先にずらりと七輪を並べて炭に火をおこし、あご焼きの準備をします。トロ箱いっぱいの飛び魚を掬い、大きさを選別し、中ぐらいの飛び魚を金網の魚焼きにのせ、七輪で焼きます。そして腹わたが焼けると、広げた巻き...
ながさき島たよりアキマドボタル(対馬) 国境の島・対馬には、氷河期の残存種とされるさまざまな大陸系の生物が生息している。その代表はツシマヤマネコだが、そのほかにも外見は派手だが無毒のヘビ・アカマダラや日本のクワガタ類で最長種のツシマヒラタクワガタなど、個性的な生物が多く見られる。その反面、キツネやタヌキ、ウサギ、リス、サルなどは一匹も生息してい...
ながさき島たより体で感じる壱岐の歴史(壱岐)中国の歴史書『三国志』の一部『魏志倭人伝』に「一支国」と記された壱岐。そんな壱岐島では、古代日本を物語る貴重な資料が多数出土している。 それらを見るだけでなく、実際にふれられるのが〈一支国博物館〉だ。世界的建築家、故・黒川紀章氏がデザインし、周囲の山並みに沿った曲線の屋根が印象的で、国指定特別史跡「原の辻...