ながさき島たより小値賀のシンボル「姫の松原」(小値賀)小値賀の町木は「クロマツ」です。周りを海に囲まれ、高い山がない小値賀では、防風・防潮林、魚つき林として、島民にかかせない存在とされています。 さて、小値賀島は地図で見ると分かりますが、〝人の形〟をしています。その中心部、丁度おへそのあたりに〈こども園〉や〈小値賀小学校〉、〈小値賀中学校〉、〈北松西高校〉といった文京区が...
ながさき島たより五島の椿(五島)五島市には、自生椿の他に、街路樹や観賞用など、約420万本の椿があると言われている。人々は、昔から椿油の生産や防風林として、椿を利用してきた。鬼岳椿園には、赤、白、ピンクなど、259種類の椿が集められ晩秋から春先まで花を楽しむことができる。2020年には、「国際椿会議」及び「全国椿サミット」の開催も決まっている。五島は...
ながさき島たより島風と気候(宇久)「宇久は暖かそうね?」と、よく耳にします。でも、冬は寒いですよ(笑) 特に、宇久島の様な小さな離島は風を遮る場所が少ないので、体感温度は都会以上に寒く感じます。宇久島の気候は、鹿児島県と年間平均気温がほぼ変わらないので、福岡県や長崎市などと比べると暖かいのですが、「南国リゾート!」というわけでは、残念ながらありません。...
ながさき島たより猿岩(壱岐)壱岐島の観光名所の中でも最も有名な観光名所と言えば、やはり「猿岩」だ。高さ45mの巨岩で、そっぽを向いた猿にそっくり。壱岐島誕生の神話では、動き回っていた壱岐島を留める8本の柱の一つとされている。2年前は、「申年」のご縁にあやかろうと多くの観光客が訪れた。有名人が『インスタ映え』な写真を猿岩と撮影し、SNSにアップして...
ながさき島たより朝鮮通信使、ユネスコ「世界の記憶」に登録 昨年10月に朝鮮通信使に関する記録が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された。朝鮮通信使といってもなじみが薄いので、少し歴史をさかのぼってみよう。 鎖国が命じられた江戸時代、長崎とオランダ、薩摩と琉球、松前と蝦夷、対馬と朝鮮の4ヵ所で交易の扉が開かれていた。特に対馬と朝鮮は、国...
ながさき島たより山城トレッキング(対馬) 戦国の歴史と、トレッキング(軽登山)の爽快感が味わえる「山城トレッキング」が人気を集めている。城というと天守閣や高石垣をイメージしがちだが、日本の城の99%は険しい山の地形を利用した実戦的な山城で、その数は3万とも4万とも言われている。 国境の島・対馬には、戦国末期の文禄・慶長の役に際し、厳原港近くに清水山城が築か...
ながさき島たより小値賀の島暮らしをお試しで(小値賀) 小値賀町では昨年から「お試し住宅」の取り組みを行っています。1ヶ月から3ヶ月の間、月額3万円で借りることができますが、1年以内に小値賀に移住された方には全額キャッシュバックしています(光熱水費別途)。昨年11月まで5組の貸し出しがあり、なんと4組が移住に結びつきました。 「観光で来る小値賀」と、「実際に暮らしてみる...
ながさき島たより壱岐島の寒ブリは日本一(壱岐) 壱岐島にも冬が訪れようとしている。壱岐の観光は夏がメインだが、冬には冬の良さがある。ほぼ雪が降らない温暖なこの島の冬の楽しみ。「ひきとおし鍋」、「湯本温泉」、「壱岐焼酎のお湯割り」などなど。考えるだけで思わず顔がニヤついてしまう。その中で、私の一番の楽しみ、それは「寒ブリ」である。 寒ブリと言えば、富山県の氷見が「...
ながさき島たより弁財天(メーザイデン)(上五島) 新上五島町有川地区は、捕鯨のまちとして栄えていた場所です。ここで行われる伝統行事「弁財天」について、今回お話します。 有川地区は昔、「くじら組」と呼ばれていた、和歌山や山口からの移住者がおり、彼らに捕鯨船や鯨の捕り方の地術指導を受けていたそうです。その時に大漁祈願の唄や網差しの唄も一緒に伝わってきています。有川地区...
ながさき島たより島ならではの文化(宇久) 今では誰も行っていないであろう「古き良き日本の文化」が、宇久島では、今もなお残っていたりします。例えば、夏に海水浴へ行く時、島の子どもたちは水中眼鏡が曇らない様に道端に生えているヨモギをちぎってきたり、近所の竹林から竹を切ってきて物干し竿の代わりにしたり、お風呂を沸かすために薪を割って準備する家があったり、内陸の牛農...