ながさき島たより旬を迎える海の恵み・海の幸 徐々に海の水も冷たくなる頃、宇久島の魚は旬を迎えます。平戸海峡は潮の流れが激しく、特に宇久島の周辺は養殖するにも適した場所が少ないため、島で食べられる魚はほぼ天然。厳しい海で鍛え上げられた数々の魚は、他所から来られる釣り人の言葉を借りると「引き」が非常に強いのだそう。そんな宇久の魚は、冬場にしっかり脂を乗せて育つので...
ながさき島たより世界遺産登録祈念の教会コンサート!来年3/27(火)から30(金)にかけて、「第17回長崎おぢか国際音楽祭」を開催します。今年も東京芸術大学准教授の青柳晋先生を講師にお招きし、ピアノやヴァイオリン、チェロ、室内楽といったマスターコースを開設いたします。毎回全国各地から20名を超す音楽愛好家や学生に集まっていただいておりますが、受講生のレベルも年々高くな...
しまの美味通信五島ノ魚醤【小値賀】普通のお醤油とはひと味もふた味も違う、島のおいしさがぎゅっとつまった小さなビン。魚醤はクセがあるかも……なんて心配は必要なし。まずは、お刺身や冷奴にさっとかけて召し上がれ。豊かな風味の親しみやすさに驚かされる。 魚醤のもとになっているのは、傷が少しついたり鱗がはがれたりしてそのまま商品として流通できない新鮮な魚たち。な...
しまの美味通信対州そば【対馬】その歴史と味わう先人が残した伝統のそば 縄文時代の暮らしなんて簡単に想像できないけど、当時と近い蕎麦を食べれば、その歴史も一緒に味わえるかも。そんな期待をもつほど、大陸から対馬に伝わってきた「対州そば(対州は対馬の古い呼び名)」の歴史から、悠久のロマンが感じられた。そしてその歴史をつないできたのは、紛れもなく島で暮らす...
しまの美味通信五島手延うどんそのつややかで真っ白な姿に似合う、どんな食べ方でもおいしくなる万能さ。あつくてもさむくても、一年中親しめるその包容力に、島の人のゆるやかな暮らしと穏やかな空気感をツルッと舌で感じた。 五島といえばまずおさえておきたいグルメが、伝統的な製法を守り続ける「手延うどん」。遣唐使によって中国から伝わってきたなどルーツは諸説ある...
しまの美味通信八匹雷【下五島】一見すると、いたって普通なきなこの団子。しかしひと口ほおばると、ふんわりやわらかな食感とやさしい甘さの中に、ほのかなしょっぱさが効いた絶妙な味わいに驚く。 「八匹雷」と書いて「はっちかんかん」と読む。この愛らしい名前は、五島に古くから伝わる「おまじない」に由来する。五島福江島では旧暦の2月1日を「はつじたつ(初支度)」...
しまの美味通信和蜜蜂の生はちみつ 島のめぐみジャム【壱岐】美しい琥珀色、なめらかな舌ざわり、濃厚だけれど爽やかな甘さ……普通のはちみつを想像して食べると、その違いに驚くかもしれない。豊穣の島・壱岐。その恵みをたっぷり詰め込んだのが「和蜜蜂の生はちみつ」と「しまの恵みジャム」だ。 どちらも壱岐の老舗〈平山旅館〉の手づくり。旅館の亭主と女将が10年前から日本ミツバチの養蜂に取り組...
ながさき島たより上五島名物「かっとっぽ」(上五島) 通称〝かっとっぽ〟と呼ばれている「ハコフグ」を知っていますか?あご焼きが終わると、おいしい〝かっとっぽ〟の季節がやってきます。この魚、とっても可愛い目をしているんですよ。そんなハコフグの調理は、一風変わっています。おなかを開き、中の〝キモ〟を取り出すと、おなかの中は空っぽになります。そこに、味噌や生姜、ネギなどを混ぜ...
ながさき島たより世界に一つ、自分だけの海をつくる(壱岐)秋も深まると壱岐島のビーチは少し寂しげ。涼しい秋のビーチを散歩してみると、なんだかステキなことが浮かんできそう。気がつくと、「あれっ?私だけ?」自分だけのプライベートビーチになってた、なんてことも壱岐島ではよくあること。 そんな美しい壱岐島の海をいつでもどこでも独り占めできる体験メニューがある。島のビーチで拾った小さな...
ながさき島たより学生さんとの交流(宇久)宇久島では年間を通じて日本各地の大学生・専門学校生を受け入れています。地域創生をテーマにした実習、島の中学・高校に吹奏楽を教えに…、将来芸能人を目指した合宿で訪れたりと、みなさん思い思いに島時間を過ごされています。また、最近ではひょっこり遊びに来る大学生の方も増えています。SNSで宇久島の景色が大人気で、海の色に惹かれ...