五島列島でもお正月が近づくと、みんなでかんころ餅づくりを行う風習がある。
芋を洗い、皮をむき、スライスした芋を茹でると、甘い香りが広がり、子どもたちはついつい茹でた芋をつまみぐい…。
茹でた芋は櫓で干して乾燥させる。これを「かんころ」と呼ぶ。
「かんころ」ともち米、そして各家庭のこだわり(砂糖・ごまなど)をつき合わせてかんころ餅が出来あがり。
現在では、このような家族は少なくなったものの、この郷土の味は脈々と受け継がれている。
心を込めてつくられた上五島のかんころ餅を、ぜひ味わってみてほしい。
※かんころ餅はイメージ写真です
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