夏と言えば、海、スイカ、かき氷…… そして、何と言っても「花火」ですよね!
大きなイベントで打ち上げ花火も楽しむのもよし、みんなでワイワイ、手持ち花火に火をつけるもよし。 特に長崎は、お盆に個人の御霊を彼岸に送る「精霊流し」では、花火や爆竹を使って賑やかにまちを練り歩くことも有名ですし、お墓で花火をするのも恒例行事。県外の人たちは驚くことも多いそうですが、あの世から帰って来るご先祖様が、迷いなく内に戻って来れるようにと導く意味もあるのだとか。確かに、歳月を追うごとにまち並みも変化しているので、ご先祖さまも目印がほしいところですよね……。 兎にも角にも、中国文化も色濃く残る長崎は、花火と結びつきの深いまちです。安全に、そして楽しく、花火を満喫するために、今回は「見れる場所」「やれる場所」「帰る場所」の3点にフォーカスをあてて紹介します!
夏の思い出作りに。花火の専門店2選を紹介!
106年の歴史を持つ 長崎の「花火」専門店
長崎市賑町にある「立岩商店」は、創業1917年で106年の歴史を持つ花火専門店。昔は玩具や当たりくじやプラモデルも販売していたそうですが、やがて花火を専門に扱うように。花火のみを取り扱った専門店は全国的にも珍しく、沖縄から北海道まで長崎以外の都道府県からも注目を集めています。店頭に並ぶその種類は、なんと600種類以上。手持ち花火や噴出花火、打ち上げ花火はもちろん、子ども向けの楽しいギミックが施された花火なども人気です。火をつけた際にどんな風にあがるかなど、花火の説明が書かれたPOPを制作していたり、HPでは動画で説明をしていたりと、買う人のことを考えられた、やさしいひと手間がうれしい!
夏の思い出に、ぜひ購入して、そして楽しんでみてはいかがでしょうか。
立岩商店
住所:長崎県長崎市賑町7-1
営業時間:9:00~18:00(お盆近くには延長あり)
休:なし 駐車場:6台
TEL:095-822-1305
https://www.hanabistore.com/
見て、選ぶだけでもとっても楽しい 新地の花火屋さん
新地中華街の花火専門店〈錦昌号〉。明治初期に前身が誕生し、大正期になると屋号が今の〈錦昌号〉となり、花火を取り扱うように。今では中国文化の色濃い新地エリア、そして精霊流しが夏の風物詩である長崎の花火を多く引き受けていて、「新地の花火屋さん」として親しまれています。約560種類の花火がジャンル別にそろえられていて、精霊流しに欠かせない爆竹や、一般的に楽しむ手持ち花火や噴出花火、打ち上げ花火にロケット花火など、目移りしそうなほどのカラフルな花火が並んでいます。 とは言え、花火って実際に火をつけてみないと、彩りや使用感がつかみにくいもの。〈錦昌号〉さんでは使い方や花火の楽しむ順どりなどのアドバイスなども受け付けていて、商品近くには花火の使用動画が見れるQRコードが付いていたりと、選びやすい配慮がうれしいですね!
錦昌号
住所:長崎市新地町12-7 フォート錦昌号ビル1F
営業時間:12:00〜18:30(9月から5月までが12:00〜18:30)
6月〜7/14日 11:00~18:30
7/15~8/15 10:00~19:00
休:不定休(7・8月無休) 駐車場:あり
TEL:095-822-1935