長崎県の北端、美しい海と豊かな自然に囲まれた町・松浦。今回の旅の目的地は、松浦にある人口3千人ほどの小さな島、福島の土谷棚田だ。日本棚田百選にも選ばれており、玄界灘に面して約400枚の田んぼが段々に連なった、素晴らしい風景が広がる。特に夕方、沈みゆく真っ赤な夕陽が海と棚田を黄金色に染め上げるさまは、思わずため息が出るほどの美しさ。その瞬間を写真におさめようと、全国から多くのカメラマンが、この地を訪れている。
その土谷棚田でこの秋、4年ぶりとなる「土谷棚田の火祭り」が開催される。03年から始まった祭は、毎年2千人以上の人々が訪れる福島の名物行事となったが、運営の負担が大きくなり08年を最後に休止。棚田に沿って無数の松明の火がゆらめく、幻想的な風景を見ることはできなくなってしまった。
しかし今年、福島の町おこし団体「ふくしまおいどんが町づくり会」の人々が中心となって、火祭りを復活させることに!!2千個を超える灯籠を手づくりし、9月22日(土)、4年越しの風景をよみがえらせるべく、準備を進めている。年に一度、そしてこの棚田でしか見ることのできない絶景。少し足をのばしてでも、訪れる価値があるはず。
季節ごとに美しい姿をみせてくれる土谷棚田
土谷棚田はどの季節、どの時間に来てもそれぞれに魅力ある姿を見せてくれる場所。海と空、そして棚田が織り成す風景は、すっと深呼吸したくなるような、すがすがしい美しさだ。
つばき荘で温泉はいかが?
福島へ来たらぜひ立ち寄ってほしいのが、福島温泉・つばき荘。眼前に伊万里湾を望む、絶好のロケーションが自慢の温泉宿だ。立ち寄り湯ももちろんOKなので、棚田へのお出かけとあわせてぜひ。源泉かけながしの温泉にゆったりとつかれば、旅の疲れも吹き飛ぶ癒やしの時間に。
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