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  • 宇久島の歴史(宇久)

    宇久島に眠る歴史のミステリー
    宇久島に眠る歴史のミステリー

    平家一族が壇ノ浦の戦いの後に減退の一途を辿る最中、宇久島へ一隻の船が漂流しました。漂流者の名前は、平家盛。平清盛の異母兄弟。後に、彼は五島列島一帯を平定し、その功績は現在の五島文化の礎となった歴史が伝えられています。ほかの島に比べて地の利が良い宇久島は、古くから寺社仏閣が栄え、開墾地としてもよく開けており、多くの民が島に根付きました。その事は新たな宗教の侵入を妨げる一因ともなりました。
    戦国時代に伝播したキリスト教は、時代が経つにつれ迫害のシンボルの様に扱われました。江戸幕府になると、檀家制度を利用したキリスト教監視体制の下、取り締りを徹底。結果として、宇久島ではキリスト教信者がいなくなったと思われます。
    しかし、近年になり様々な歴史研究が進むにつれて、宇久島にも隠れキリシタンが一部棲んでいたと思われる痕跡が見つかっています。神浦鬼塚地区では、一夜にして村が消えたという言い伝えの場所があり、その土地からマリア様のコインが発見されました。まだ知られていない、宇久島の歴史ミステリーを確かめに来てみませんか?
    profile
    檜垣 督宇久町観光協会職員。大阪出身の元熱帯魚販売店員で、海の青さに魅せられて2014年春に宇久島へ移住。観賞魚を飼育していたという前職の経験を活かし、自然の観光資源を日々探している。趣味は釣りやカメラ、バンド活動。

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