壱岐島の北部・勝本浦地区。古くから漁師町として栄えてきたこの町には、江戸時代からの家も現存しているという。古き良き日本の漁師町。そんな印象のノスタルジックな勝本に、新たな宿〈ゲストハウスLAMP壱岐〉がオープンした。
この建物は、元々、昭和初期に建てられた木造3階建て〈つたや旅館〉として旅館が営まれていたが、二十数年前に最後の主が宿をたたんでから、この古旅館は新たな主を待ちわびて、勝本の町にひっそりと佇んでいた。そんな時、ハットを被った大正ロマン風の男とこの建物は運命的な出会いをする。まるで恋に落ちたように。男とその仲間たちは建物に魔法をかけて、新たな命を吹き込んだ。
〈ゲストハウスLAMP壱岐〉は1階がドミトリー、2~3階は個室となっており、個人客でもファミリーでもゆったりと過ごせる。隣には焼酎蔵を改修したレストラン〈ビストロLAMP〉が併設され、壱岐島の食材をふんだんに使用した食事も楽しめる。
宿の雰囲気も料理もオススメだが、やはりハットを被った支配人とのトークが一番のオススメ。LAMPの優しい灯りに今宵も旅人たちが集う。
【ゲストハウスLAMP壱岐】
https://lamp-guesthouse.com/iki/
TEL:0920-40-0071
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編型 摩弥 壱岐島内在住の新米ライター(!?)。壱岐島に魅せられた一人。壱岐焼酎と壱州豆腐が好物で、壱岐の柚子胡椒にもハマっている。口グセは「あー、壱岐島と出会えてよかった!」。この島のポテンシャルの高さに驚く日々を過ごしている。
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