夏と言えば海水浴!宇久島を代表する海水浴場の一つ、スゲ浜海水浴場にもさまざまなお客様が訪れています。海水浴はもちろん、ビーチバレーにBBQ、砂山づくりにサクラガイ拾い……そんな数々のお客様の中にひと際珍しいご来客がありました。
昨年新月の夜、突如として砂浜北側が陥没。息をのみながら見守っていると、無数の黒い塊が砂の中から一斉に飛び出し、一目散に海へ向かって猛ダッシュ……。そう、正体はウミガメ!初夏の頃に産卵していたアカウミガメが一斉に生まれて海に帰っていきます。昨年、偶然地元の方が発見した親ガメの足跡を頼りに、約2カ月間観光協会にて観察していました。簡易のバリケードを張って、漂流ゴミを片付けるなどし、孵化のタイミングを見計らって撮影機器を設置。無事に孵化シーンの撮影に成功!
過去にはよく見られたウミガメの産卵も、最近では非常に珍しくなったそう。しかし、産卵の理由として海と砂浜が綺麗になってきている証拠だと専門家の方から教えていただき、今後も産卵・孵化の機会が増えてくるかもしれません。
今年も産みにやってくるかもしれませんので、ご来島の際はぜひ海水浴場へお立ち寄りください!
profile
檜垣 督 宇久町観光協会職員。大阪出身の元熱帯魚販売店員で、海の青さに魅せられて2014年春に宇久島へ移住。観賞魚を飼育していたという前職の経験を活かし、自然の観光資源を日々探している。趣味は釣りやカメラ、バンド活動。
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