小値賀の町木は「クロマツ」です。周りを海に囲まれ、高い山がない小値賀では、防風・防潮林、魚つき林として、島民にかかせない存在とされています。
さて、小値賀島は地図で見ると分かりますが、〝人の形〟をしています。その中心部、丁度おへそのあたりに〈こども園〉や〈小値賀小学校〉、〈小値賀中学校〉、〈北松西高校〉といった文京区が立ち並びます。どこの窓から外を見てもほぼ「クロマツ」が見えるのが、小値賀の学校の特徴です。
文京区から少し北側へ抜けたところにズラリと立ち並ぶのが「姫の松原」と呼ばれる、小値賀を代表する松並木です。道の両側から覆われた松並木が一直線に約450メートル延びており、その間を歩くと昔の街道気分が味わえます。
昭和58年「日本の名松百選」、平成6年に「日本街路樹百選」にも選ばれ、松並木の途中には志々伎神社や碇石があるなど、風情を感じる観光スポットとなっています。
最近、枯れ松の被害が多い小値賀島ですが、先祖から守り受け継がれてきた小値賀を代表とする場所「姫の松原」を、大事に残していかなければいけません。
問い合わせ:小値賀町役場総務課企画係 Tel:0959‐56‐3111
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神崎 健司 小値賀町役場総務課企画係長。長崎生まれの小値賀育ち。高校卒業後、すぐに小値賀町役場に入庁し、在職19年目。小値賀町の地域づくり全般に携わっている。プライベートでは、郷土芸能保存会や島の劇団など多数所属。妻と子ども2人の4人暮らし。
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