〝山ガール〟という言葉が流行したのが２０１０年。８年後の現在でも山ブーム、アウトドアブームは衰えるどころか、さらに加熱していると感じる。

広い世代に愛されている登山だが、増える登山者の味方が、圏外でも現在地を確認できるスマートフォンアプリ「YAMAP」だ。全国のユーザーとつながることにより、リアルタイムで情報の入手やルート確認ができ、より安全に登山を楽しむことができる。

そのYAMAPが手掛ける登山番組がある。女性タレントが毎月、各地の山に挑戦する姿を追いながら、その山の魅力にも迫るドキュメンタリー番組「山旅日記」だ。そして６月、山旅日記に対馬の山が紹介される。九州百名山にも選定されている対馬のシンボリックな山「白嶽」だ。標高５１９ｍの低山だが、山頂からは眼下にリアス式の「浅茅湾」、気象条件が整えば水平線上に韓国の山並みも望め、ここでしか見ることができない超絶景が広がっており、登山者を魅了している。その超絶景を、山旅日記のホームページ（https://yamatabi.yamap.co.jp）からぜひチェックしてほしい。

対馬を訪れる際には白嶽の訪問をお薦めする。きっと対馬が国境の島であることを実感できるはずだ。（※白嶽の山頂付近が非常に危険なので、安全管理には十分に注意して臨みたい）

profile

舟橋 仁 　対馬観光物産協会に勤務して、今年で6年目。対馬で生まれ育ち、大学進学を機に島外生活を12年間経験し対馬へUターン。対馬の魅力を多くの人に知ってもらいたいと日々奮闘中。趣味は対馬の写真を撮ることだが、最近は子どもの写真ばかり。