「グラバー園」のおはなしvol.1
訪れる前にチェックしたい!グラバー園“キホン”のおはなし。
グラバー園は、長崎を代表する観光地の一角にして、鎖国時代に唯一の国際貿易港として発展してきた、長崎のまちを歴史を語る名所のひとつです。
元々は、イギリス人商人のトーマス・グラバー、フレデリック・リンガー、ウィリアム・オルトの各邸宅があった敷地内に、市内に点在していた6つの洋館を移築・復元したもの。
“坂のまち”である長崎の特徴も備えた「丘の上の観光名所」だけあって、高台から望む景観も魅力です。長崎港や稲佐山、夜には「世界新三大夜景」も広がり、対岸の三菱造船所には「明治日本の産業革命遺産」の関連施設も望める、長崎観光屈指のビュースポットなのです。
〈旧三菱第2ドックハウス2階デッキから〉
実際、園内には数多くの展望拠点が点在しています。最も高い場所にある「旧三菱第2ドックハウス」からは、目の前の庭園からも建物2階のデッキからも、長崎港・三菱造船所を望むことができます。それぞれ高さの異なった景観を見比べるのも楽しいですよ。
〈旧三菱第2ドックハウス〉
〈旧三菱第2ドックハウス2階デッキから〉
〈旧三菱第2ドックハウス2階デッキから〉
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「旧リンガー住宅」からの眺めもポイントです。西側は女神大橋まで見渡せます。季節によっては、花壇と一緒に風景が撮れる、フォトジェニックなスポットです。
〈旧リンガー邸〉
〈旧リンガー邸から見下ろす長崎港〉
「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ、「ジャイアント・カンチレバークレーン」をチェックするなら、「旧グラバー住宅」の先に位置する、園内北側の展望台がオススメ。「ジャイアント・カンチレバークレーン」は非公開施設なので、しっかり眺められるコチラはとっても貴重ですよ!
〈ジャイアント・カンチレバークレーン〉
〈展望台から見下ろす長崎港〉
世界遺産と言えば、グラバー園内の「旧グラバー住宅」もまた、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつです。トーマス・グラバーが住んでいた邸宅は、日本最古の木造洋風建築である一方、日本瓦や土壁が用いられているなど、イギリスの様式と日本の伝統技術が融合した独特の造りとなっています。
〈グラバー邸正面入り口〉
〈オルト邸は他の建物よりも天井も高く広々とした造り〉
また、グラバー園の真隣には、国宝「大浦天主堂」が。こちらは「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産のひとつ。この距離感で2つの異なる世界遺産が立ち並んでいるのは奇跡と言っても過言ではありません。お時間に余裕があれば、どちらもチェックしてほしいですね。
〈トーマス・グラバーの像〉
異国情緒ある雰囲気に、最高の景観、そして世界遺産……。長崎の魅力をギュッと詰め込んだかのような、最高の観光スポット、ぜひアナタの五感で確かめてみてください。
名称 | グラバー園 |
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アクセス | 【JR長崎駅から】路面電車1号系統「崇福寺 行き」に乗車→「新地中華街」電停にて乗り換え→「大浦天主堂」電停下車→徒歩7分 【長崎空港から】長崎空港リムジンバス「空港-長崎市内(出島道路経由)」乗車→「長崎新地」バス停下車→路面電車に乗り換え→路面電車1号系統「崇福寺 行き」に乗車→「大浦天主堂」電停下車→徒歩7分 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり。(周辺は道が少々狭くなっいるので注意が必要) |
お問い 合わせ | TEL:095-822-8223 WEBサイト:http://www.glover-garden.jp/ |
備考 | 【開園時間】8:00~18:00(入園受付は17:40終了) ※季節によって夜間開園あり ※2019年1月~2021年3月末(予定)旧グラバー住宅は耐震補強工事 を含む保存修理耐震補強工事を行う。新設される展望デッキより工事の状況を見ることができる。 |
場所 | 長崎県長崎市南山手町8番1号 |
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