「軍艦島」のおはなしvol.3
思わずパシャリ!としたくなる、軍艦島“旅好き女子必見”なおはなし。
前回は軍艦島のクルージング(詳しくは軍艦島のおはなしvol.2で)について紹介しましたが、そうは言っても船での移動はそれなりに時間を要します。旅の予定にガッツリ入れている人は問題ないかもですが、「あんまり時間が取れない!」という人や「ほかの観光もたっぷりしたい!」というヨクバリさん、さらには「人気でクルーズの予約ができなかった……」という人も、きっといるはず。ということで、クルージングせずともしっかり楽しめる、そしてSNSに上げれば周りから注目を浴びちゃうこと間違いなし!な撮影スポットを紹介します。
さあみなさん、デジカメやケータイのデータ容量確保を!
超オススメ!つまり……スイセン!!
野母崎水仙の里公園
〈水仙まつりのようす〉
長崎市街から南へ、クルマで40分ほど。こちらにあるのが「野母崎 水仙の里公園」です。この辺りが一番、軍艦島との直線距離が短いのです。小高い丘があるこの公園は、軍艦島を眺めるのに絶好のプレイスです。
展望台もあり、こちらの望遠鏡とカメラ・携帯電話を駆使すれば、どアップの廃墟写真を撮ることも……。ぜひチャレンジを。そしてそして、「水仙の里」の名前の通り、水仙の花を楽しめるのも公園の魅力。12月~1月の時季は、約1,000万本の水仙が丘一面に咲き誇ります。水仙と軍艦島のコラボレーション写真もオススメです。この時期に開催される「のもざき水仙まつり」もぜひ。
長崎県長崎市野母町568-1
TEL:095-893-2689
https://www.facebook.com/s.nomozaki/
海岸線を伝いながら、軍艦島と疾走る!
高浜海水浴場界隈
〈高浜海水浴場からみた軍艦島〉
先ほど紹介した水仙の里公園につながる国道499号線は、ドライブルートにピッタリ!海岸線に沿った道なりなので、天気が良い日に心地よい風を受けながらの運転は、最高のひと言では言い尽くせません。「日本の水浴場88選」に選ばれている高浜海水浴場の辺りは軍艦島も良く見え、軍艦島と並走しながらドライブしている気分になれますよ!夕景と軍艦島のコラボレーションも、とてもキレイ。特に夏場あたりは、海水浴場周辺から見る夕景+軍艦島がとてもよく見られるとのこと。さらに、この近くには県指定の天然記念物「野母崎の変はんれい岩露出地」、通称・夫婦岩があるのですが、この2つの奇岩と軍艦島、そして夕陽を一緒に写真に切り取る……というのも胸が躍りますね!
〈高浜海水浴場〉
〈夫婦岩〉
長崎県長崎市高浜町3963-3
TEL:095-894-2201
http://www.daiwa-sg.co.jp/takahamakaisuiyokuzyou/
長崎県長崎市以下宿町
TEL:095-893-1111(長崎市野母崎地域センター)
周辺に無料駐車場、展望台あり
いろいろ学べる、軍艦島を知れる
2つのミュージアム
〈軍艦島資料館〉
軍艦島は高度成長期時代からの社会的背景と、現在の遺物化した佇まいが特徴。単純に軍艦島そのものを見るだけでも壮観ですが、その背景を知れば何倍もの魅力があふれてくるというもの。ということで、歴史資料や最新技術を使った、軍艦島にまつわる2つのミュージアムを紹介!
1つ目は、「水仙の里公園」のすぐそばにある〈軍艦島資料館〉。軍艦島の生い立ちや背景、歴史資産としての価値・重要性、ロケ地としての実績など、写真やパネル、映像で紹介しています。上記した通り、外に出れば海の向こうの軍艦島も望めて、屋内外で軍艦島を感じられるロケーションも魅力です。
もう1つは、グラバー園のすぐそばにある〈軍艦島デジタルミュージアム〉です。こちらは、最新のデジタル技術を使って五感で体感できるミュージアムです。3,000 枚以上の写真や動画などの資料を使った当時の風景、現在の姿をVRで体感したりと、カンタンに過去と現在を行き来できるのがスゴイです!頭に装着したワイヤレスの機器でホログラフィックが目の前に飛び出してくる「MRホロレンズ体験」もオススメです。
〈軍艦島デジタルミュージアム〉
長崎県長崎市野母町562-1
TEL:095-893-1651
開館時間:9:00~17:00 無休
入館料:一般(15歳以上)200円/小・中学生100円 /小学生未満無料
https://www.at-nagasaki.jp/gunkan/museum/
長崎県長崎市松が枝町5-6
TEL:095-895-5000
営業時間:9:00 ~ 18:00(最終入館17:30)
※4/1(月)より9:00~17:00(最終入館16:30) 不定休
入館料:一般1,800円/中学・高校生1,300円/小学生800円/幼児500円/3歳未満無料
https://www.gunkanjima-museum.jp/
世界遺産は“軍艦島”だけじゃない!
そのほかの「明治日本の産業革命遺産」構成資産
〈長崎造船所史料館〉
1回目でもお話した通り、「明治日本の産業革命遺産」は多くの構成資産で形成されており、軍艦島以外にも長崎市に点在しています。折角だったら、ほかもチェックしたい!と思うのが旅行客のサガでございます。
おまかせください。軽く見学できるスポットもオマケしておきます!
とは言え、「明治日本の産業革命遺産」の長崎市の構成資産8つのうち4つは〈三菱長崎造船所〉所有。現在も現役で稼働しているものもあり、見学ができないものもあるので、お気を付けを。「旧木型場」は現在、長崎造船所史料館となっており、長崎造船所の前身である「長崎鎔鉄所」時代から現在までの変遷が分かる900点余りが展示されています。事前予約が必要ですが見学も可能です。
「ジャイアントカンチレバークレーン」は、以前紹介したグラバー園から見てとれます。長崎港近くにある「長崎水辺の森公園」からは、より間近で見ることができますよ。グラバー園内の「旧グラバー住宅」についてはコチラ(グラバー園のおはなし)を。「高島炭坑 北渓井坑跡」は、無料で見学が可能です。島なので、船でのアクセスが必要です。前回紹介した「軍艦島クルーズ」を利用するのも、1つの手ですね。
通称「ソロバンドック」と呼ばれる「小菅修船場」は無料で見学可能です。長崎港から車で数分ですが、駐車場がないのでアクセスに注意を。
〈小菅修船場〉
〈高島炭坑 北渓井坑跡〉
長崎県長崎市飽の浦町1-1
TEL:095-828-4134
開館時間:9:00 ~ 16:00 第2土曜休
※完全予約制 (当日予約可)
入館料:大人(高校生以上)800円/小・中学生400円/未就学児無料
名称 | 軍艦島(端島) |
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アクセス | JR長崎駅→徒歩7分→長崎港→軍艦島上陸ツアー船に乗船し、約40分 |
お問い 合わせ | 長崎市高島町端島 |
場所 | 長崎県長崎市高島町 端島 |
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