「孔子廟」のおはなしvol.1
訪れる前にチェックしたい!孔子廟“キホン”のおはなし。
幻想的なランタンの灯りに魅了され、新春の歓びを祝う長崎屈指の風物詩長崎ランタンフェスティバル。
中国の旧正月(春節)の時期に行われる、前夜祭・後夜祭を含む計17日間の灯りの祭典です。
期間中は、長崎市内中心部にランタン約15,000個、そして大小さまざまなオブジェたちが点灯。
長崎の街並は極彩色の幻想的な世界へと染まります。
観光客のみなさんはもちろん、長崎県民も毎年楽しみな、大イベントです。
さて、「長崎ランタンフェスティバル」を語るうえで、注目したい会場があります。
もちろん、いずれも素敵な特徴にあふれているのですが……。新地中華街会場、中央公園会場、唐人屋敷会場、興福寺、鍛冶市会場、浜んまち会場、孔子廟会場……。多くがエリアの名称ですが、「興福寺」と「孔子廟」は単一のスポットですね。
興福寺はコチラ(「興福寺のおはなし」)をチェックしていただくとして、今回は孔子廟について紹介していきましょう!
孔子廟の「孔子」とは、言わずと知れた孔子のこと。春秋時代末期の思想家で、儒教の創始者として名を馳せた偉人です。彼や彼の弟子たちの言葉をまとめた「論語」は、あまりにも有名ですね。
そして「廟」とは、死者を扱う宗教的な施設のこと。寺院や神殿のようなものですね。
つまり、「孔子廟」とは、孔子を祀った霊廟のこと。
本国・中国ではもちろん、朝鮮半島や台湾、ベトナム、マレーシアなど、アジア各地に点在しています。日本でも東京の湯島聖堂をはじめ、岡山や栃木、沖縄など、多数存在。
中でも、「最も見応えのあるもの」として知られているのが、長崎の孔子廟です。
こちらは、明治26(1893)年に、中国清朝政府と在日華僑とが協力して建造されたもの。
塀の赤レンガから柱や石畳、孔子像、72賢人石像など、多くが中国から取り寄せられたもので構成されていて、中国の総本山並に伝統美あふれた「孔子廟」だといわれています。中国人によって建造された、本場中国仕立て・中国様式の孔子廟なんですね。
学問の神さまとして崇められる孔子、2019年のランタンフェスティバルでは恋のお願いにも応えてくれるという「恋ランタン」が登場するなど、さまざまなご利益も期待できそうです。
ランフェス時期も、そうじゃない時も。見どころたっぷりの「長崎孔子廟」をチェックしていきましょう!
長崎ランタンフェスティバル
今や、長崎くんちとも並ぶ、長崎屈指の催しとなった長崎ランタンフェスティバルですが、もともとは新地中華街のみなさんが、中国の旧正月(春節)を祝う行事として行われていたもの。
1987年より「灯籠祭」との名称で開催されていましたが、1994年に長崎市を挙げて実施されるようになりました。
この時から「ランタンフェスティバル」という名前となり、全国的に知れ渡るビッグイベントへと成長、現在では100万人超の人たちがこのランタンフェスティバルに訪れるのだとか。
旧暦の1/1から1/15にかけて行われているので、年ごとに開催期間は前後に移ります。ランフェス時期に来崎を計画している人は、開催期間はマストでチェックです!
*「長崎ランタンフェスティバル2020」の情報はコチラ
名称 | 孔子廟 中国歴代博物館 |
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駐車場 | 大型バス2台※観覧利用のみ無料(事前の予約が必要) 普通車等は、近隣にコインパーキング有り |
お問い 合わせ | TEL:095-824-4022 |
備考 | 【開館時間】9:30~18:00(最終入館17:30)
【休館日】無休
【料金】 大人:一般660円(団体528円) 高校生:一般440円(団体352円) 小・中学生:一般330円(団体264円) ※ 団体は、20名様以上の団体割引金額です。 ※ 金額は、博物館の観覧料込みの金額です。 |
場所 | 長崎県長崎市大浦町10-36 |
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