「長崎ランタンフェスティバル」のおはなしvol.1
訪れる前にチェックしたい!長崎ランタンフェスティバル“キホン”のおはなし。
例年たくさんの人でにぎわう、長崎の大人気イベント長崎ランタンフェスティバル。長崎市内が中国風の灯篭いっぱいに色めき、和華蘭文化から発展してきた長崎のまちを、さらに幻想的に飾ります。
媽祖行列に皇帝パレードといったメインイベントはもちろん、孔子廟(→「孔子廟のおはなし」はコチラ)や興福寺(→「興福寺のおはなし」はコチラ)、唐人屋敷など各会場にもそれぞれの見どころがあり、まちなか散策が楽しくなるものてんこ盛り、多くの人が訪れるのも納得です。
さて、そんな“ランフェス”ですが、そもそもどういったイベントなのでしょうか?
今や、長崎くんちとも並ぶ、長崎屈指の催しとなりましたが、もともとは新地中華街のみなさんが、中国の旧正月(春節)を祝う行事として行っていたもの。
中国人にとって「春節」は、とても大切な日。旧暦の1月1日のことで、その前夜のことを「除夕」と呼びます。つまり「大みそか」ですね。この日は家族が集まり、寝ないで年明けを迎えるのが常なのだそう。結構日本のお正月と似てますね。
さらに1月15日は「元宵節」(げんしょうせつ)と呼ばれ、この日を持って春節祭が終わりを告げます。
この「元宵節」の日は、天の精霊が空を飛んでいるのを見ることができると信じられていて、雲や霧がでていても精霊を見つけやすいようにランタンを灯していたのだとか。
これが、ランタンフェスティバルの起源となっているのですね。
1987年より「灯籠祭」との名称で開催されていましたが、1994年に長崎市を挙げて実施されるようになりました。
この時から「ランタンフェスティバル」という名前となり、全国的に知れ渡るビッグイベントへと成長、現在では100万人超の人たちがこのランタンフェスティバルに訪れるのだとか。旧暦の1月1日から1月15日にかけて行われているので、年ごとに開催期間は前後します。
ランフェス時期に来崎を計画している人は、開催期間はマストでチェックです!
ランタンフェスティバルの期間中は、その発祥の地・新地中華街をはじめとした8か所のメイン会場を中心に、たくさんの催し物が行われています。
長崎ランタンフェスティバルのメイン会場8か所
新地中華街会場
おなじみの中華街が、ランタンの灯りに染まります。南門の目の前にある湊公園がメインステージで、たくさんのイベントが催されます。
中央公園会場
こちらにも動物や幻獣などのたくさんのオブジェが並び、撮影しがいのあるスポットです。イベントや出店も充実。
唐人屋敷会場
かつて、中国人 たちが住んでいた居住区「唐人屋敷」。「土神堂」「天后堂」「観音堂」「福建会館」を巡り、ロウソクを灯して祈ると願い事が叶うとされる「ロウソク祈願御堂めぐり」を開催しています。
興福寺会場
ランフェスの各会場からはちょっとだけ離れた、寺町通内に構える興福寺。浜市アーケードから歩いて5、6分ほどの場所で、ゆったり落ち着いて過ごせるのがポイント。オリジナルのグッズやおかしなどもありますよ。(興福寺の詳しい内容はコチラ)
鍛冶市会場
こちらは、中国雑技や龍踊などを路上パフォーマンスで楽しめます。このあたりにも、隠れた名店がたくさん潜んでいるので、散策の後は、いろいろ立ち寄るのもアリです!
浜んまち会場
長崎市の主要アーケードが、ランタンいっぱいに飾られます。こちらもステージがなく路上パフォーマンスだけですが、1/26(日)10:00~14:30と2/2(日)10:00~13:30には手作りランタンのイベントもあるので、お見逃しなく。
孔子廟会場
パスポートの要らない中国ともいわれる孔子廟。大人気の変面ショーをはじめとした雑技パフォーマンス、中国ならではの雰囲気を楽しめます。(孔子廟の詳しい内容はコチラ)
中島川公園会場
中島川の周辺にもオブジェが連なり並んでいます。水面に映るランタンとオブジェの灯りと、眼鏡橋の姿との美しいコラボレーションを見ることができます。(眼鏡橋の詳しい内容はコチラ)
今年は1月24日(金)の前夜祭から2月9日(日)の後夜祭まで。ランタンの点灯時間は17:00~22:00です。点灯式は1月25日(土)の17:30~行われます。
イベント名 | 長崎ランタンフェスティバル2020 |
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日時 | 2020/1/24(金)~2/9(日) ※中国の旧正月の時期に毎年開催 |
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