「花街・丸山」のおはなしvol.3
思わずパシャリ!としたくなる、花街・丸山地“旅好き女子必見”なおはなし。
「長崎ぶらぶら節」のイメージもあってか、どことなく艶っぽい雰囲気の漂う丸山界隈。街並みを散策するだけでも十分な魅力がありますが、ところどころに点在する名スポットたちにも、ぜひ注目してみてください!
寺もないのに大徳寺!?/大徳寺公園の大クス
大徳寺公園の大クス
丸山公園から少し先に進むと現れる、広々とした風通りの良い公園。
梅香崎天満宮と楠稲荷神社に隣接するこちらは、明治元(1868)年に廃寺となった大徳寺の名が、今も残っています。
楠稲荷神社
「寺もないのに大徳寺」と、長崎七不思議としてお座敷唄にも残っているのだとか。
この境内には「大徳寺の大クス」と呼ばれる巨樹があります。根回り23.35m、胸高幹囲12.60mで、樹齢は約800年というから驚きです。生命力にあふれた存在感を感じてみてください!
思案した先には、別れを惜しんだ見返りの場所がー
丸山公園前、カステラの老舗〈福砂屋〉の近くには、1本の柳の木が。
かつてこのあたりには花街の入口である大門があり、明治時代にその手前に柳の木が植えられたといわれています。
花街へ足を向けた男衆は、遊女たちとの束の間のひとときの名残を惜しみ、この場所で振り返ったのでしょう。
みなさんも、憂いた目で”何か”を振り返ってみてはいかが?
ココにもあった!? オランダ坂の丸山版
「長崎居留地のおはなし(→リンク)」で2つのオランダ坂を紹介しましたが、ここ丸山エリアにもオランダ坂、存在します。
路面電車の崇福寺行の終着点「崇福寺電停」のちかくから、丸山へと昇る坂道が「丸山オランダ坂」です。
「かつてあった西洋料理店〈福屋〉へ続く道であったから」とか、「遊女がオランダ屋敷へ通っていた道」だとか、その由来は諸説あるようですが、その存在は東山手のオランダ坂より歴史があると言われています。
名称 | 花街跡・丸山界隈 |
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アクセス | 路面電車「崇福寺」行き乗車→「崇福寺」電停または「思案橋」電停下車 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり |
場所 | 長崎県長崎市丸山町 |
花街・丸山の他のお話はこちら
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