「長崎の坂道」のおはなしvol.2
長崎を訪れたら、オススメしたい「坂道」シリーズ
長崎の坂「オランダ坂」のアレコレ
長崎の坂といえば、なんと言っても真っ先に思い浮かぶのは「オランダ坂」、ですよね。
実は「オランダ坂」ってひとつではないんです。
つまり、坂道シリーズの姉妹グループです!(何が言いたい……) ということで、今回はオランダ坂に迫ります!
長崎で最も有名な坂と言えば、こちらのオランダ坂
東山手エリアの入口、東山手甲十三番館や活水女子大学に挟まれた坂道が、広く世に知られるオランダ坂です。
かつて長崎では東洋人以外の外国人を「オランダさん」と呼んでおり、「オランダさん」たちが通る坂、つまり「オランダ坂」と名付けられたと言われています。
この辺りは先述した「東山手甲十三番館」や「活水女子大学」、さらに上に行くと現れる「東山手十二番館」も当時の面影を残すレトロな洋館造りの佇まいで、歩くだけで居留地時代の長崎にタイムスリップしてしまったかのような気分に。
こちらをフォトジェニック間違いなしのスポットです。
この周辺についてはコチラ「長崎居留地のおはなし」をチェックしてみてください。
さらに逆方面からのオランダ坂も!
前述の東山手エリアをさらに上り、そして下って行くと、「東山手洋風住宅群」にたどり着きます。
明治20年代後半に建てられたという7棟の住宅群は「東山手地区町並み保存センター」や「古写真・埋蔵資料館」、国際交流の場・ワールドフーズレストラン東山手「地球館」として活用されており、立ち寄り推奨のスポットです。
こちらに面した坂も、当然オランダ坂です。
風情や勾配のぐあいなど雰囲気も違うので、ぜひこちらまで足を延ばしてみてください。
居留地エリア(「長崎居留地のおはなし」)を抜けると、孔子廟(「孔子廟のおはなし」)にも続いていくので、観光地巡りのルートとしても最適です。
長崎にかつては華やぎを与えた場所、花街・丸山のオランダ坂
東山手エリアから一転。かつて花街のあった丸山エリアにも、オランダ坂がついた場所があります。
その名も丸山オランダ坂。
路面電車の崇福寺行の終着点「崇福寺電停」すぐそば、丸山へとつながっていく細い路地にある坂道です。
その由来は、「かつてあった西洋料理店〈福屋〉へ続く道であったから」や、「遊女がオランダ屋敷へ通っていた道」だったとか、諸説あるようですが、その存在は東山手のオランダ坂より古いものだと言われています。
こちらもまた違った風情がありますよ。
周辺の詳しい情報はコチラ「花街・丸山のおはなし」)へ。
長崎の坂道名所は「歴史」と「生活」の高低差もリンクした場所です。
かつて、われらが“マシャ”福山雅治さんの某マヨネーズのCMでオランダ坂(1個目に紹介した方)が登場したりと、ロケ地や作品の舞台に使われている坂も多く、つまり撮影しがいがある場所だと思うんです。
みなさんも、ぜひ旅の記念にパシャリとどうですか?
ということで、次回はさらにフォトジェニック・坂道を紹介していきます!
「長崎の坂道」の他のお話はこちら
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