「長崎居留地」のおはなしvol.3
思わずパシャリ!としたくなる、長崎居留地“旅好き女子必見”なおはなし。
「散策は楽しいけど、そこまでがっつり歩き回るのは……」と思っているアナタ、確かに坂の多いこのエリアは、ちょっと散策の難易度が高めかもしれません。ですが、心配ご無用。とっておきの省エネポイントをこっそり教えちゃいます。ほんの束の間とはいえ、最高の居留地タイムを、ストレスなくご堪能くださいませ。
地獄の横には天国の階段が?! グラバースカイロード
前回は長崎が誇る”名”坂道を紹介しましたが、「体力的に……」と不安になる人もいるはず。そんな皆さんに力強い味方、その名もグラバースカイロードをご紹介します!世にも珍しい斜行エレベータで、山頂のグラバー園第2ゲートのすぐそばまでつながっています。
周辺住民の便利な足にもなっているこちら、それもそのはず……この脇にある坂の通称は相生地獄坂。地元自治会が掲示する看板には223段・100Kcal(上り70Kcal/下り30Kcal)と記されているので、お年寄りや車いすを利用する方々にも重宝されています。昇っていく途中、備え付けられている丸窓から長崎港と稲佐山の風景を望めるのもポイントです。
ゆったり過ごせる穴場洋館?! 南山手レストハウス
先ほど紹介した斜行エレベータから、さらに歩みを進むと現れる洋館、それが南山手レストハウスです。無料休憩所になっていて、旧居留地に関する資料などが展示されています。
江戸時代末期に建造された、居留地住宅としては初期のものです。居留地初期の住宅の特徴である石造りの壁でできており、木の柱と石柱のどちらも使われているというのにも目を惹きます。設計や施工した人は不明ですが、はじめにここで暮らしたのはトーマス・グラバーの弟、アレクサンダーだといわれています。電停や商店街から少し離れた位置にあるだけあって、ゆったり休憩するのには非常に重宝されるスポットです。
長崎市南山手町7-5
☎095-829-2896
9:00~17:00
地獄の横には天国の階段が?! 東山手洋風住宅群
明治20年代後半に建てられた7棟の住宅群、東山手洋風住宅群。7棟の構造はほぼ同一ながら意匠は少しずつ異なっており、和洋中の雰囲気が織り込まれているのも特徴のひとつです。現在は、このエリアの居留地時代から現代までの変遷を写真やビデオで解説する「東山手地区町並み保存センター」や「古写真・埋蔵資料館」、国際交流の場・ワールドフーズレストラン東山手「地球館」として活用されています。 散策しながら、しっかりと休養もとれちゃうスポットです。
長崎市東山手町6-25周辺
■東山手地区町並み保存センター
TEL:095-820-0069
時間:9:00~17:00
東山手地区町並み保存センター、
月曜休、12/29~1/3休
■古写真・埋蔵資料館
TEL:095-820-3386
時間:9:00~17:00
入場料:大人100円 小・中学生50円(古写真・埋蔵資料館)
月曜休、12/29~1/3休
※東山手「地球館」は入場無料。10:00~17:00(平日は喫茶のみ 土・日曜蘭と12:00~)営業。火・水曜休
名称 | 長崎居留地(ナガサキキョリュウチ) |
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アクセス | 大浦天主堂電停(バス停)から徒歩約3~5分。 |
駐車場 | 駐車場なし |
お問い 合わせ | TEL:095-822-8888 |
場所 | 長崎県長崎市 グラバー園ほか東・南山手地区 |
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