「山王神社」のおはなしvol.1
訪れる前にチェックしたい!山王神社“キホン”のおはなし。
長崎市は浦上・浜口エリアの西側、長崎大学病院や長大医学部がある坂本エリア。
旧浦上街道沿いに鎮座するのが、山王神社です。
長崎が受けた戦時中の痛ましい出来事・原爆投下の爆心地からすぐそばで、この神社も被害を受けた場所のひとつです。現代に残された戦争の傷跡と奇跡の息吹を感じる場所であり、平和学習の一環として、はたまたある歌の原点となった聖地として、今も多くの参拝客が訪れるスポットです。
その成り立ちは、島原の乱の後、1638年(寛永15年)にまで遡ります。島原の乱の幕府軍の総大将であった松平信綱が浦上街道沿いを通りがかった際、その景色が近江の比叡山に似ており、地名も比叡山の鎮守である山王権現が鎮座する滋賀県大津市の坂本と重なることを知ったことをきっかけに、この地に山王神社が創祀されたのだそう。
後に、山王神社(日吉神社)と県社である皇大神宮とが合併し、今の山王神社となりました。浦上皇大神宮(うらかみこうたいじんぐう)や山王日吉神社(さんのうひよしじんじゃ)とも呼ばれ、親しまれています。
また、何と言っても象徴的なのが、第二次世界大戦、とりわけ原爆投下の歴史を綴る史跡として有名な被爆クスノキと片足鳥居です。これらは、原子爆弾の被害を受けながらも耐え抜き、今なお残っている歴史深いスポット。この詳しい部分は、次回に取っておきましょう。
駅や長崎の中心部からさほど遠くない、そして本当に力強さを感じるパワースポットであるので、ふらりと立ち寄ってみるのにも絶好の場所ですよ。
名称 | 山王神社 |
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アクセス | JR長崎駅から路面電車(赤迫行乗車)利用、「大学病院」電停下車、徒歩7分 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり |
お問い 合わせ | |
場所 | 長崎県長崎市坂本2丁目6-56 |
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山王神社のおはなしvol.1
山王神社のおはなしvol.2
山王神社のおはなしvol.3
山王神社のおはなしvol.4
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