「ながさき石碑めぐり」第1話
あえて“まちぶら”したくなる
「ながさき石碑めぐり」のススメ
長崎市内から長崎港への流れ込む「中島川」は、長崎の有名な観光スポット「眼鏡橋」が架かっている川。
この中島川沿いをぶらりと歩いていると、○○跡地などの「石碑」や「記念碑」がたくさん建っていることに気付きます。
その場所で「かつて起きた出来事」や「そこにいた人物」の歴史を知ることができる「石碑」ですが、普段長崎で生活している人でも見過ごしてしまいがちなもの。
有名な「眼鏡橋」のすぐ近くにも、実はたくさんの「石碑」や「記念碑」があるんです。
いま自分が立っているその場所に“歴史を重ねて見る”ことで、長崎のまちはちょっと新鮮な色をして見えてきます。
「石碑」をめぐって、長崎の街をちょっとだけ深く知ってみると、
長崎で生活している人や、長崎の街をよく知っているという人にとっても、“あえてまちぶらしたくなる”こと請け合いです。
中島川沿いをめぐる石碑めぐり。
臨港鉄道跡からスタート!
長崎港に流れ込む「中島川」を、上流に向かってぶらりと辿って、「石碑」や「記念碑」をめぐってみたいと思います。
まず、長崎港近くで見ることができるのが「臨港鉄道跡」。
川沿いに、なんと、蒸気機関車の大きな車輪が展示されています。
ここには、上海航路の発着場との客貨接続を目的として1930年(昭和5年)に開通した、通称「長崎臨港鉄道」が通っていました。
上海航路が運航されなくなってからも、1982年(昭和57年)まで、周辺倉庫に向けた貨物輸送などに使用されたのち、廃線となりました。
道路を横切って、実際の廃線跡も残されています。
当時、この場所に橋が架かっており、そのうえを鉄道が走っていたのです。
車輪には「昭和19年」の文字が。
今はその廃線の跡地は歩道や公園などになっています。
それでは、ここから中島川沿いを辿って「石碑」や「記念碑」をめぐる“まちぶら”をはじめましょう!
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