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  • 〈外海vol.3〉思わずパシャリ!としたくなる 外海“旅好き女子必見”なおはなし。

    ながさきプレス観光課「外海」のおはなしvol.3

    思わずパシャリ!としたくなる、外海“旅好き女子必見”なおはなし。

    〈大野教会堂〉

     
    外海地区風光明媚なドライブコース。言ってしまえば、この海岸線に沿ったルートすべてが“写真映え”するスポットなのです!中でも、おでかけするならハズすとかなり!もったいないマストな場所をお知らせします。撮影できない場所もリストアップしていますが、見逃し厳禁のマストスポットなので、ぜひみなさまの”肉眼”的シャッターを切って、”心のフィルム”へ残していただくことを推奨いたします。
     

     
    さて、外海エリア世界遺産を楽しみたいのなら、欠かすことができないのが2つの教会。そう、「出津教会堂」「大野教会堂」です!それぞれが「外海の出津集落」「外海の大野集落」という構成資産の中核を成す存在です。そして、この2つの教会を建立したのも、先日から紹介しているド・ロさまことマルク・マリー・ド・ロ神父。いずれも私財を投げうち、信徒たちと力を合わせて建立したものだとか。
     

    〈出津教会堂の裏手「マルコドロー神父之像」と「中村近蔵翁之像」〉

     

    出津教会堂の裏手には、マルコドロー神父之像中村近蔵翁之像が。パウロ・中村近蔵は、ド・ロさまをはじめ、歴代の神父に助力を惜しまなかった人物だとか。また、このすぐそばには「ルルドの聖母マリア像」も。

    出津教会堂

    〈出津教会堂〉

     
    「出津教会堂」は1882年に完成。1879年にド・ロ神父が外海地区に赴任して約3年の月日をかけて建立しました。集落を見渡せる高台を選び、外海に吹く強い海風にも耐えられるようにと、軒高をを低くした木造平屋建てです。煉瓦の表面を漆喰を塗った白亜の教会堂は、自然に囲まれたロケーションと見事に溶け合っています。大きな方形造りの塔の中には、祈りを捧げる時刻を告げる鐘楼「アンジェラスの鐘」が収められており、その頂にはマリア様の像が外海地区を見守ってくれています。内部は木造建築で、静かな温かみのある雰囲気。凛とした空気というよりも、やさしく包み込んでくれるような空間。これも外海の人たち、そしてド・ロ様の人柄が現れているのでは……と思わず感慨に浸っちゃいます。内部の撮影はできません。外観のみの撮影ならOKなので、白亜の教会とのツーショットをぜひ。

    〈塔の上にはマリア像やキリスト像も。出津地区を見守ってくれているかのよう〉

     

    ◆出津教会堂
    長崎市西出津町2633
    http://kyoukaigun.jp/visit/detail.php?id=8
    ※見学時間は9:00~12:00/13:00~17:00 教会守常駐
    ミサ・葬儀などの教会行事の際は見学できません。
    見学希望の際は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」事前連絡(TEL:095-823-7650)を

    長崎が生んだシンガーソングライター・さだまさし原作、大沢たかお、石田ゆり子が主演した2004年の映画「解夏」のロケ地にもなっているので、機会があれば、そちらもチェックしてみては?

    大野教会堂

    〈大野教会堂〉

     
    出津教会堂から北西へ、車で10分ほど走る場所に位置するのが「大野教会堂」。出津教会の巡回教会としてド・ロ神父が設計・施工、1893年に完成したものです。出津教会堂とはまたひと味違い、より質実剛健な設え。現地の自然石を積み上げた外壁は、ド・ロ神父の建築技法を駆使した、いわゆる「ド・ロ壁」と呼ばれるもの。この地方の伝統的な民家建築の工法をベースとしながら、ド・ロさま指導による西洋的建築技術も垣間見ることができる、素朴ながら歴史的重要度の高い建物です。

     

    〈大野教会堂の屋根飾りとド・ロ壁〉

     
    自然石を積み重ねる際、赤土を水に溶かし石灰と砂をこね合わせたものを使っていく石組みの工法をド・ロ壁と呼び、外海地区では重用されていたのだとか。響きは「泥壁」っぽくて土壁を連想しちゃいそうになりますが、「ド・ロ壁」です。100年以上も健在の造りに、ド・ロさまの功績を改めて感じますね。大野教会堂にはほかの教会のような十字架のモチーフがありませんが、屋根には十字架の装飾が。この独特な雰囲気も興味深いですね。

    森の中の教会として雰囲気も抜群で、大野教会堂の駐車場からは、少し坂道を登っていく必要が。だんだんと森の中に誘われていくような風景の変遷と、そこに現れる教会堂の姿は、まるで宮崎アニメ。こちらは建物の中に入ることはできませんので、窓の外からそっとのぞき込んで、当時の教徒たちの暮らしに想いを馳せてみてください。

     

    〈ト〇ロも出てきそうな雰囲気。ド・ロさまとト〇ロ、語感もなんだか似ている…!?〉

     

    ◆大野教会堂
    長崎市下大野町2619
    ※教会堂の中には入れません
    見学時間は9:00~12:00/13:00~17:00 教会守常駐
    ミサ・葬儀などの教会行事の際は見学できません
    見学希望の際は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
    インフォメーションセンター」事前連絡(TEL:095-823-7650)を
    http://kyoukaigun.jp/visit/detail.php?id=9

     

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    外海に行くなら夕日!

    さてさて、教会堂について紹介してきましたが、それに並ぶ外海地区のフォトジェニック・ポイントを忘れてはいけません。夕陽、サンセットです!
    それこそ海岸線どこでも、この素晴らしい夕景を楽しむことはできますが、中でも道の駅夕陽が丘そとめは、最高のシーンを撮るのにピッタリ。何と言っても夕陽が丘ですから。展望スポットからの眺めは格別で、黄金に染まる角力灘の瞬間が楽しめます。近くには「沈黙」の作者・遠藤周作の資料を集めた文学館もあるので、日没までの立ち寄りにもオススメです。夕陽が丘そとめのHP(コチラ)からは、その日の日没時間がわかるカレンダーもチェックできますよ。

    ◆道の駅 夕陽が丘そとめ
    住所:長崎県長崎市東出津町149-2
    TEL:0959-25-1430
    営業時間:4~9月 9:00~19:00/10~3月 9:00~18:00
    定休日:1月1日~3日
    ◆遠藤周作文学館
    TEL:0959-37-6011
    営業時間:9:00~17:00 (入館受付 16:30 )
    休館日:12月29日~1月3日
    入館料:一般360円/小・中・高校生200円

    名称

    【出津教会堂 

    ※「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「出津集落」

    大野教会堂 

    ※「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「大野集落」

    駐車場

    出津教会堂】駐車場あり

    大野教会堂】駐車場あり

    お問い
    合わせ

    【長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター】

    長崎市出島町1-1-205(出島ワーフ2F)

    TEL:095-823-7650(対応時間 9:30~17:30)

     

    ※教会の見学は事前連絡が必要です。以下Webサイトよりご予約を。

    http://kyoukaigun.jp/

    場所

    【出津教会堂】(長崎県長崎市西出津町2633

     

    【大野教会堂】(長崎県長崎市下大野町2619

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