「長崎諏訪神社」のおはなしvol.5
絶対見逃せない!長崎のマストイベント 諏訪神社“くんち”のおはなし。
ここまで4回にわたって“諏訪神社のおはなし”をしてきましたが、諏訪神社といえば外せないのが、もちろん長崎くんちのおはなしです。
寛永11(1634年)年に、ふたりの遊女・高尾と音羽が神前に謡曲「小舞」を奉納したことが、長崎くんちの始まりだとされており、以来380年以上にわたって祭礼は続き、7つに分けられた踊町が、毎年交代でそれぞれの演し物を奉納します。つまり、踊町は7年に一度、まわってくるのです。
各町が、おなじみの龍踊やコッコデショ、阿蘭陀万才など見どころたっぷりの演目で魅せてくれます。
7年に一度の当番町になるので、みなさんの気合の入り方も尋常じゃありません。控えめに言っても、毎回が見どころの年、すべての奉納がオススメなのです!(コチラの記事「長崎くんち2019」では今年の踊町をご紹介しています!)
長崎くんちは、毎年10月の7、8、9日に開催されますが、おくんちの始まりはその4か月前、6月1日の小屋入りから。
その年に担当する各踊町の世話役や出演者が、諏訪神社と八坂神社で清祓いを受け、演し物の稽古に入ります。かつては小屋を建て稽古に専念していたといい、そのことから小屋入りと呼ばれてるのだとか。
くんち本番は、各踊町がまちなかで演し物を呈上する庭先回りで見かけることもできますが、やはり本場所と呼ばれる4か所の踊場のいずれかで、しっかり見たいところ。中でも諏訪神社の踊場はくんち愛好者からの人気がものすごく高いんです。
さじき席は、4人掛けの桝席から当日のみ販売の立見席が用意され、グレードによって値段もさまざま。また、入口の大門へと続く階段・長坂は、踊場から正面に位置しているので、観覧にも格好の場所。当日は無料の観覧席として用意されていて、こちらは事前の応募から抽選されます。
いずれにしても、良い席を獲得するには、相応の努力や運が必要となってきます。こればかりは、お諏訪さんに事前にお祈りしていたとしても、結果は「神のみぞ知る」ということになりそうですね。
そういったことも含めて楽しめるのが、長崎くんちの醍醐味。この3日間だけは長崎で特別な時間が流れます。ぜひ、お諏訪さんを交えてのおくんちを楽しんでみてください。
名称 | 鎮西大社諏訪神社 |
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アクセス | 【路面電車】「長崎駅前」電停から「蛍茶屋」行きに乗車6分→「諏訪神社」電停で下車→徒歩5分 【バス】「長崎駅前南口」バス停から10分→「諏訪神社前」降車→徒歩8分 |
駐車場 | 普通車20台、大型バス5台駐車可能 |
お問い 合わせ | TEL:095-824-0445 |
備考 | 拝観無料 |
場所 | 長崎県長崎市上西山町18-15 |
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