「諏訪神社」のおはなしvol.7
思わずパシャリ!としたくなる、諏訪神社“旅好き女子必見”なおはなし。②
神社ならではの厳かな雰囲気に包まれたおすわさん。意外と見逃してしまいそうで、でも知っておくと、格別な空気感を楽しめるスポットもたくさんあります。フォトジェニックかつパワーももらえる、その場所をチェックしておきましょう。
奥へ進むと現れる、玉園稲荷神社
本堂の左側より奥へ進み階段を昇っていくと、赤い鳥居が連なるエリアが現れます。こちらが「玉園稲荷神社」です。お稲荷さんは、商売繁盛にご利益のある神さま。ということで、多くの企業などが鳥居を奉納しているんですね。稲荷の眷属である狐の石像もあり、さらには前回お話ししたカッパ狛犬がいる「蛭子社」や小さなお社も鎮座しているので、足を運ぶ価値ありです。凛とした、そしてやさしい空気感も魅力です。
玉園神社の必見!必触!のパワースポット
玉園神社のお社にたどりつくと、その目の前に大きな木が悠然と立っています。これが玉園稲荷の「抱き大楠」です。なんとこの大楠、玉園稲荷神社が創建された頃にはすでに自生していて、長い年月を稲荷の神様と共に歩んできたというのだから驚きです。両手を広げてやさしく抱いてみてください。力強い生命力を感じて、パワーがもらえることまちがいありません!
さらにお社の左隣には大きな岩が祀られています。その形から「かえる岩」や「どんく岩」と呼ばれています。「どんく」とは長崎弁で「かえる」の意味です。1982(昭和57)年の長崎大水害が起きた際、本殿への土砂をくい止めてくれたという、この岩。さすがかえる、水害にも強いのでしょうか。このことから、災難除けとしても信仰されているのだそう。自然災害の猛威にさらされることが多い昨今、そのご利益にあやかっておきたいものです。
くんちの楽しみ方は、地下道から!
路面電車の「諏訪神社電停」から諏訪神社へ向かうためには、「馬町地下道」を通る必要があります。そのほか、眼鏡橋方面からの徒歩で向かう際も、ルートによっては、この地下道を経由することも。しかし、この地下道にはくんちファンには見逃せないポイントがあるのです。地下道の壁には、いろんな踊町の「唐子くんち絵」のパネルが。各踊町の奉納踊や傘鉾などの愛らしいイラストがズラリと並んでいます。お好みの絵の前で記念写真、推奨です!
休憩処すらも見どころ!?
諏訪神社周辺の散策は、興味深いものが多いだけあって、意外と疲れちゃうもの。まず、一の鳥居から階段を上りきるまでに、結構息が切れちゃいますよね。ですが、さすが神さま、とお仕えしている方々。そんな私たちにとって、格好の休憩スペースをご用意していただいています。本殿前、大門の隣に置かれた休憩所は、広めにとられたスペースで、ドリンクやソフトクリームなどをコチラで購入してくつろぐことができます。なんと、Wi-Fiまで用意されているんです! しかも、こちらは伊勢神宮の古材を賜り、その桧材がつかわれている部分があったりと、こちらだけでも霊験あらたかな場所なんです。天井には長崎ゆかりの作家75名による絵が施されていたりと、見どころも十分。ぜひ、休憩方々、立ち寄ってみてください。
良縁吉祥!ハートマークを探して
本殿から長崎公園に続く道すがら、石垣には猪目の文様が浮き出ているポイントがあります。「猪目」とは文字通り、イノシシの目のこと。古くから魔除けの意味があるのですが、現代的に言えば「ハートマーク」。諏訪神社には、縁結びの神様である森崎大神が祀られていることもあって、きっと良縁吉祥のご利益があるに違いありません。なかなかうっすらと浮き出ている場所なので、見つけるのは大変そう……なのですが、しっかりと分かりやすく案内板が置かれてあるので安心です。
名称 | 鎮西大社諏訪神社 |
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アクセス | 【路面電車】「長崎駅前」電停から「蛍茶屋」行きに乗車6分→「諏訪神社」電停で下車→徒歩5分 【バス】「長崎駅前南口」バス停から10分→「諏訪神社前」降車→徒歩8分 |
駐車場 | 普通車20台、大型バス5台駐車可能 |
お問い 合わせ | TEL:095-824-0445 |
備考 | 拝観無料 |
場所 | 長崎県長崎市上西山町18-15 |
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