明治日本の産業革命遺産「軍艦島」
軍艦島は、長崎港より南西側、クルーズ船では約30~40分の場所にある。正式名称は端島。軍艦島という名前は、その島姿が戦艦土佐に似ていたことから付けられた愛称。
明治時代から昭和時代にかけて海底炭鉱によって栄えたこの島は、決して大きくない土地面積の中に居住地や学校、病院などがひしめき合い、映画館やパチンコホールまでもがあり、最盛期の1960年あたりには約5,300人もの人が住んでいた。これは当時の東京都区部の9倍以上の人口密度である。
石炭の需要が石油に移ったことで海底炭鉱の役目が終わり、1974年に閉山。炭鉱マンとその家族たちが島を離れ、軍艦島は無人島となった。
2009年4月には一般の人の上陸も可能となり、現在では多くの軍艦島上陸ツアー参加者が訪れている。2015年7月5日に世界文化遺産として正式登録。現代ではなかなか体感することのできない異世界・異時代の情景、タイムスリップ感を、ぜひ楽しめるスポットである。
名称 | 軍艦島(端島) |
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アクセス | JR長崎駅→徒歩7分→長崎港→軍艦島上陸ツアー船に乗船し、約40分 |
お問い 合わせ | 長崎市高島町端島 |
場所 | 長崎県長崎市高島町 端島 |
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