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長崎くんち2019-踊町:魚の町(川船)

踊町:魚の町(川船)

力強く、そして“粋”に
伝統の力を感じる川船の物語

長崎市の中心部から長崎港へ流れる中島川の川沿いに位置し、長崎の代表的な観光名所・眼鏡橋も近くにある魚の町。

 

かつて「今魚町」と呼ばれていたこの町は、このあたりに魚市があったことにもちなんで、古くから川船を奉納している。

 

魚の町の川船は、シンプルで力強い正統派スタイル。

 

船頭が魚を狙い網打ち、屈強な根曳衆が勇壮に船を引き回す。

 

そして、船に乗り込んだ囃子方が、太鼓と鐘を力強く打ち鳴らしていく。

 

代々受け継がれてきた古式の船回しや男子のみで構成された囃子方など、先人から受け継がれた伝承を大切に守り奉納していることも、魚の町の魅力のひとつだ。

 

 

見どころは、何と言っても根曳衆が曳き回す、その姿。

 

今回は16人中10人の根曳が新人というフレッシュな顔ぶれ。にも関わらず、一糸も乱れず、「粋」を感じさせてくれる完成度へ昇華している。

 

力強くメリハリのある所作は、見る人に爽快感を与えてくれること間違いなしだ。

 

川船を奉納する踊町の中には独自性を表すべく新しい技に挑むものも多い中、伝統の「右二回転半」の船回しで勝負する魚の町。伝承の技をダイナミックかつ粋に見せてくれる様をその目で確認してほしい。

 

 

 

「ダイナミックで粋な船回しにこだわって練習してきました。気合の入った姿をぜひ見てください!」

 

 

魚の町:川船ギャラリー

スライドショーでご覧いただけます。

 

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