踊町:江戸町(オランダ船)
唯一無二の特色を乗せ
日蘭の文化をつなぐ渡り船
長崎奉行所西役所の下に設けられた江戸町は、出島の門前町として江戸から派遣されてきた役人が多く住む町だった。
オランダ船から舶来品などが荷おろしされてきた場でもあったこともあって、江戸町では華やかな西洋文化を表すかのような、カラフルで賑やかな「オランダ船」を奉納する。
「オランダ船」全長6メートル、重量約3トンのオランダ船は、目の醒めるようなマリンブルーの船体が特徴。
船上にはオランダ国旗や日の丸の旗がたなびき、囃子方がベルリラやドラム、ベルといった洋楽器をかき鳴らし、異国情緒を存分に感じさせてくれる船だ。
この船を操るのは、囃子たちの役割。子どもたちがかき鳴らすリズムに合わせて、根曳衆が勇壮に曳き回していく。
大型の船であると感じさせないような軽々と回される様は、まさに大迫力という言葉に尽きる。
前回より登場した大技「大嵐」は、さらに磨きがかかって登場。
穏やかな海面を行くように、ゆっくりと回す「凪」の状態から、一転して力強く豪快に正転・逆転に移り行く姿は見ごたえあり。日蘭の文化と歴史を感じる、いかにも「長崎」らしい演技を楽しもう!
「船を操る囃子の音色は、独特で見どころたっぷり。船回しとの一体感にも注目してください!」
江戸町:オランダ船ギャラリー
スライドショーでご覧いただけます。
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