踊町:籠町(龍踊)
“令和”の新時代、秋空に舞う
伝統と歴史が詰まった新・龍踊
国への貿易用に使う竹籠を作る職人町だったことが、籠町の名の由来。
唐人屋敷に隣接した町として繁栄していたという縁もあり、唐人屋敷から伝わってきた龍踊を奉納している。
数多くの奉納踊の中でも一、二を争う人気を誇り、全国的にも有名な龍踊。諏訪町や筑後町、五嶋町も龍踊を奉納しているが、籠町は、その「宗家」と言うべき歴史と由緒を有している。
籠町の龍は、全長約20メートル、総重量約150キロ。
龍衆が雄々しい青龍に生命を吹き込み、月に見立てた金色の宝珠を求めて天高く舞い踊る。
見せ場は黄金の珠を追う「珠追い」と、とぐろを巻きながら息を潜め、ゆっくりと玉を探す「ずぐら」の、静と動が折り重なる連動。
龍が珠を見つけ、獲物を目がけて動き出す瞬間は、息を飲むほどの緊迫感だ。
銅鑼やパラパラ、キャンキャンなどの唐楽拍子に合わせ、まるで生きているかのような、迫力ある龍の姿は必見だ。
さらに今回は、約半世紀ぶりに龍が新しく生まれ変わった。
老朽化に伴っての新調だが、それが令和時代の幕開けのタイミングとは、特別な縁も感じてしまう。
龍頭以外は籠町の龍衆や婦人会の面々が、7年をかけて手作りしているだけあって、その思いは並々ならぬはず。見どころの多い奉納となりそうだ。
「迫力があって『正道』な、籠町らしい龍踊を披露します!新調された龍と伝統のある奉納を楽しんでください!」
籠町:龍踊りギャラリー
スライドショーでご覧いただけます。
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