advice1 ストレッチ
猫背を治すストレッチのコツは、まず自分のタイプを知ることにあります。タイプは大きく分けて「円背型猫背」、「前背型猫背」、「顔出し型猫背」、「首なし猫背」の4つのタイプがあります。タイプ別に合わせてストレッチを行うことでより効果が出ます。
どのタイプにも合う簡単なストレッチは「寝るだけストレッチ」です。丸めたバスタオルを背中の上部に入れ、気持ちよく背伸びができるポイントを見つけたら、手を頭の上に伸ばし力を抜く。頭は薄めのバスタオルに乗せ1~5分程行いましょう。
lecture point
ストレッチは継続的に行うことが大切です。気軽にできるようなストレッチを1日1回じっくりと行うようにすると良いでしょう。
advice2 パソコン・スマホを扱う際の姿勢に気を付ける
猫背になってしまう原因のひとつがデスクワークやスマホの利用だと言われています。
デスクワークでの予防方法としては、足がしっかりと床につくように椅子に深く腰を掛け、太ももが床と平行で膝が90度になるようにイスの高さやモニターの角度を「目線の高さ」に合わせると良いでしょう。
またスマホを持つ際にも同様に「目線の高さ」に画面をくるように持ちましょう。
lecture point
パソコンやスマホは肩への負担が大きく、猫背になってしまう恐れがあります。
猫背にならないように、デスク回りの環境を整えることや長時間の使用を避けるようにすることが大切です。
advice3 歩き方を工夫する
普段の生活の中での歩き方を、すこし大股にするだけでも猫背予防になります。猫背の状態では大股で歩くのは難しいものです。そのため大股で大きく腕を振って歩くと自然と背筋が伸びてきます。
またハイヒールなどの歩きにくい靴も、骨盤の歪みを引き起こす原因のひとつになる可能性があります。仕事などでハイヒールが必要な場合などでも、通勤時だけでも歩きやすい運動靴を使用するとよいでしょう。
lecture point
股関節の固さは骨盤がまっすぐ立たなくなる原因ともなりますが、大股で歩くことで骨盤の柔軟性も高めることができます。
advice4 質の良い睡眠をとる
猫背の人は、普段から筋肉に余計な負担をかけています。寝ている間こそ、その緊張した筋肉を休ませる必要があります。普段寝ている時に、無意識に行う寝返りには、その日に作ってしまった体の歪みを修正する役割があります。そのため首に負担のかかるうつぶせ寝よりも仰向けや横向きで寝ることをオススメします。
lecture point
よりよい睡眠をとるためには「枕を正しく選ぶ」ことも重要です。仰向けになった時に頭がベッドと平行となるような枕を選びましょう。
まるみつ整骨院
満﨑 匡士先生
桜町に構える〈まるみつ整骨院〉の院長を務める。長崎で唯一の猫背治療の専門家、猫背マイスターでもある。
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