ながさきプレスWEBマガジン

〈頼れるまちの薬剤師さん〉糖尿病と診断される前に知っておきたい話

 

日本人がかかる糖尿病の9割を占める「2型糖尿病」

 

糖尿病とは、本来エネルギー源となるはずのブドウ糖が、血液中で慢性的に過剰な状態になってしまう病気です。

 

この状態を放置してしまうことで、血管が傷つき、詰まったり破れやすくなります。

 

細い血管が詰まると、網膜症をきっかけに失明、腎症が悪化し透析、神経障害進行による足壊疽など、多くの合併症を引き起こします。

 

さらに、太い血管が詰まると、心臓病や脳卒中を発症し突然死するなど、命にかかわる重大な危険を招きます。

 

糖尿病には1型、2型、その他妊娠糖尿病があり、なかでも、日本人糖尿病患者の90%以上が「2型糖尿病」だと言われています。

 

検診で血糖値が高かった方や家族に罹患歴がある方は、特に注意が必要です。

 

「2型糖尿病」予防ためにも、いちど生活習慣を見直してみましょう。

 

 

・・・

 

糖尿病予防とBMI指数

 

糖尿病の予防には肥満の解消が有効です。

 

BMIという体格指数で23以下を目指しましょう。

 

BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
(例) 身長160cm、体重60kgの場合
60(kg)÷1.6(m)÷1.6(m) = 23.4

 

今より摂取するエネルギーを100kcal減らし、消費するカロリーを100kcal増やすことで、3カ月かからず2kg落とすことができます。

 

ポイントとなる食生活と運動についてみてみましょう。

 

1.食生活

 

食事の際には、ゆっくりよく噛んで満足感を得て、腹八分にとどめるようにしましょう。

 

また、規則正しい時間にバランスの取れた食事をし、寝る前に食べることは控えましょう。

 

2週間、間食を含めたすべての食事の写真を撮り、記録を取ってみてください。過剰な栄養素が見えてきて、自然と食事量を減らすことができます。

 

減らすだけではモチベーションが保てない場合には、不足しがちな食物繊維に置き換えて接取するのもいいでしょう。

 

飲み物はお茶や水、無糖の炭酸水を積極的に選びましょう。お酒は糖尿病の発症リスクを高めてしまいます。

 

肝臓と膵臓は、血糖値の安定に大切な臓器です。ビールの場合1日500mLまでとし、週2日以上の休肝日を作るのも良いでしょう。

 

タバコは発症リスクだけでなく、動脈硬化による合併症の進行も早めてしまいますので、やはり禁煙をお勧めしています。

 

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2.運動

 

簡単な運動を、短い時間でいいので始めてみましょう。

 

ウォーキングなど会話しながらできる程度の有酸素運動や、スクワットやストレッチが有効です。

 

一駅だけ歩く、あえて階段を使うなど、日々の生活に運動を組み込む工夫も大切です。

 

夜勤が多い方や、職場のストレスなどで不眠傾向にある方も、発症リスクが上がってしまいます。

 

昼間に眠気が残る方は、普段の睡眠の質や量が悪いと考えられるので、日中の運動量を確保することで、良質な睡眠を得られるようになります。

 

簡単ではないですが、健康のための時間を作り、続ける事が大事です。

薬で糖尿病は予防できる?

 

飲めば予防できる!という魔法のような薬やサプリメントは、残念ながらありません。

 

糖尿病予防にいいとされるトマトジュースや緑茶なども、それだけで血糖値を改善できるわけではないため、上手な活用をお勧めします。

 

糖尿病は、自分では気づきにくい病気ですので、早期発見し、治療を始めるためにも、健康診断が大事になります。

 

検査結果や判断は、かかりつけ医に相談しましょう。

 

まずは、食生活や運動を中心とした「生活習慣の改善」が、糖尿尿を遠ざけるための出発点です。

 

今回お話を伺ったミツバチ薬局 横尾店はコチラ

 

名称

ミツバチ薬局 横尾店

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