advice1 トマトの効果について
トマトは100g当たり540µgのβ-カロテンを含む「緑黄色野菜」。トマトの赤色はリコピンとよばれるカロテノイド系色素によるもので、活性酸素を抑える強力な抗酸化性が特徴です。この他にも、13オキソODA(脂肪燃焼亢進)、エスクレオシドA(血中脂質濃度低下)、γ-アミノ酪酸(血圧上昇抑制)などの機能性成分も含まれており、食品によるメタボリックシンドローム対策におけるトマトの有用性が期待されています。
lecture point
フルーツトマトは糖度が8度以上で、果実のような美味しさと甘さが特徴ですが、カロリーも通常トマトの2倍以上!ですが100g当たり40kcalくらいです。
advice2 種類で違うトマトの成分
トマトは、「大きさ」や「色」で分類されます。「大きさ」では、大玉トマト、中玉トマト(ミディトマト)、ミニトマト(プチトマト)に分けられます。「色」では、ピンク系トマト、赤系トマト、緑色系トマト、黒色系トマトなどです。日本の市場には、ピンク系の大玉トマトが最も多く出回っています。トマトの色が赤ければ赤いほどリコピンの量は多く、例えば、ミニトマトには100g当たり一般的なピンク系大玉トマトの約2倍量のリコピンが含まれます。
lecture point
長崎のブランド野菜「大島トマト」や「高島トマト」は、ファーストトマトという品種で先が尖ったハート型のトマトです。
advice3 料理に万能なトマト
トマトは意外に料理によく使われる食材です。ごはんやパスタ、肉、魚など多くの料理のソースや味付けに使われ、ケチャップの原料にもなります。実はトマトには、旨みのもととなるグルタミン酸が野菜の中で一番多く含まれています。トマトのグルタミン酸と、肉や魚に多く含まれるイノシン酸が“味の相乗効果”を生み、料理を格段に美味しく引き立たせてくれます。
lecture point
リコピンは加熱すると吸収がよくなるので、サラダ以外にも煮物や炒め物などレパートリーを試せます!
advice4 摂取量とタイミング
リコピンは、一般的なピンク系トマトに100g当たり3〜4mg含まれます。抗酸化性を期待できるリコピンの1日当たりの摂取量の目安は15mg以上で、これは大玉トマトで2個分、トマトジュースでは1杯分(200mL)に相当!リコピンは、絶食時間が長くなるほど吸収されやすく、トマトやトマトジュースは朝に摂取するのがベストなタイミングです。
lecture point
糖分として果糖を含んでいるので、食べる30分くらい前に冷蔵庫(4℃)で冷やすと甘さが増し、より美味しくいただけます。
コメントを投稿するにはログインしてください。