ながさきプレスWEBマガジン

  • 12月1日は世界エイズデーです

    長崎ではどうなっているの? エイズ(後天性免疫不全症候群)はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して、身体を病気から守る免疫力を低下させる病気。感染者、患者数は福岡県を中心に九州で増加傾向で、佐賀県、熊本県は2016年に過去最多となった。HIVは、感染者の精液、膣分泌液、血液を介して感染し、自覚症状がないまま数年が経過する。この無症状の間に、自身の感染に気づかないまま、パートナーにうつしてしまうことがある。
     HIV感染は、血液検査(約5mL)で知ることができる。検査で感染していないことがわかれば、不安を解消でき、感染がわかった場合も、発症を抑える治療を受けることで感染前と変わらない生活を続けることができる。検査についての問い合わせは、県内の保健所まで。
     2016年の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は2人(エイズ患者2人)となっている。これまでは、2014年の10人(HIV感染者7人、エイズ患者3人)が過去最多の報告数だった。累計としては、1992年から2016年12月までにHIV感染者49人、エイズ患者36人、計85人が報告されている。感染経路は、長崎県・全国ともに同性間の性的接触が最も多い。

    お問い合わせ先
    長崎県医療政策課感染症・がん対策班 TEL:095-895-2466
    https://www.pref.nagasaki.jp/section/iryo/

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