ながさきプレスWEBマガジン

  • 新県庁舎完成!
    すべての人のための開かれた空間

    庁舎の高さを低くして緑化することで、全4棟がなだらかにつながる「丘のような庁舎」として整備。設計から建築までにかかった期間は約6年間

     2017年12月、“県民に開放された空間”をコンセプトに新県庁舎は新しく生まれ変わった。防災拠点の基準の最高ランクを満たす免震構造を採用し、揺れを低減、災害時でも業務の継続を支える。また、行政棟・議会棟・警察棟を両側に配置し、中央の駐車場棟を低く設計することで2022年の新幹線開通に伴い、“海が見える駅”の眺望を確保する配慮がなされている。早速、行政棟に足を踏み入れると、県産の杉の木を使用したルーバーが施されている開かれた空間がお出迎え。広々とした1階フロアは、式典やセミナー、イベントを行うこともできる。

     

    さらに、県内の21市町のパンフレットや長崎県産品の展示コーナーを設け、積極的に県内外の人に長崎の魅力をアピール。一般の人は、郵便局や銀行、食堂のある1~3階まで、そして長崎市内が一望できる8階の展望室を自由に訪れることができる。今後、長崎県民にとっての新たな憩いの場になることを期待したい。

    新庁舎の特徴である免震構造の柱。特殊なゴム層で揺れを低減する仕組みで、災害対策もバッチリだ
    吹き抜けのエントランスには、県内の特産品などを展示するスペースを整備。イベントを行うこともできる
    8階にある展望室。自分だけのお気に入りの空間を見つけてみては
    長崎港をはじめ市内の観光地を一度に見渡せる展望テラス
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