地図の上から探索すれば、南島原市の中心部分。大自然に囲まれ、島原半島最大のため池・諏訪の池の近くに工場を構える〈サンエスファーム〉。こちらが生産しているのは、「シイタケ」である。「安全で体に良い商品を届けたい」という想いを込めて、農薬や殺虫剤を使わないシイタケづくりに取り組んでいる。こだわりぬいたシイタケが育つ、その工場設備を、理事を務める今村さんに案内してもらった。
こちらのシイタケづくりは、菌床づくりからはじまる。菌床とは、言わば シイタケの畑 。おがくずに米ぬか・麦ぬかなどを
配合し、120℃の高熱で殺菌処理して栽培に適した土壌をつくりあげる。冷却し、シイタケの種菌を接種した後、培養棟へ移して、約20℃、湿度60~70%の湿度で約100日間寝かせる。「人で言うと、胎内にいる頃のイメージです」と今村さん。実際、この時期を過ぎ発生棟に移ると、シイタケが次々に芽を出し成長していく。これを、見学体験者は収穫できるのだ。
〈サンエスファーム〉のシイタケは、大きく弾力性があり、旨みもたっぷり。その見事なシイタケを、ぜひアナタ自身の目で体感してみて。
<サンエスファームとは>
「安全で体に良いシイタケ」を目指し生産に取り組む農事組合法人。雲仙山麓の湧水を使い、太陽光発電や廃菌床を利用したバイオマスボイラーを導入するなど、自然の恩恵に寄り添い地球環境にやさしいシイタケづくりに邁進している。
『工場見学コース』
住所:南島原市北有馬町甲1414-8
電話:0957-84-3846
見学受付時間:9:00~16:00
休業日:無休(元旦のみ休)
所要時間:45分~60分
内容:工場見学(無料)、収穫体験、 直売(試食付)
料金:1,000円/人(収穫した椎茸250gプレゼント)
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