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白十字パーラーぽると柚木工場

白十字パーラーぽると柚木工場
佐世保の地で、長年変わらぬ味を守り続けている〈柚木工場〉
ビスケットの焼き加減を見ることができる特殊なオーブンを使う

長崎の港町、佐世保の人々に長く愛されている銘菓

昭和26年創業の〈白十字パーラー〉は、戦後間もない佐世保のアーケードに本格的なコーヒーとフランスケーキを味わえる店として、オープンしたのが始まり。創業から数年が経ち、現在の看板商品である「ぽると」が最初に生まれた。

 

「ぽると」はかつて、貿易の拠点であった長崎のイメージに合わせ、〝南蛮菓子〟という位置づけで、昭和30年頃に販売をスタート。洋菓子のビスケットと、和菓子のようかんを組み合わせた和洋折衷のお菓子だ。60年経った今もなお、長崎・佐世保の銘菓として愛され続けている。

 

県産の卵や壱岐産の柚子を使用し、地元の食材と手づくりにこだわり、安全・安心な商品づくりを徹底。ポルトガルの港町「ポルト」をイメージして名付けた。現在は、通常のサイズよりやや小さめの「まごコロぽると」や、7倍の「特大ぽると」などニーズに合わせた商品展開も。佐世保四ヶ町アーケードに本店があり、1階にはお土産コーナー、2階には佐世保名物が味わえるカフェレストランを併設している。

 

特別公開で「ぽると」工場に潜入!

1、伝統銘菓「ぽると」のあん

「ぽると」のあんは、壱岐産の柚子を使用し、柚子風味に仕上げているのが最大の特徴

 

2、2種類の生地を組み合わせる

あんをはさむビスケットを形成し、「ぽると」の表面のツブツブ感を出すため、もう1種類の生地を均等にまぶす

 

3、ビスケットをオーブンで焼き上げる

焼く過程が見える特殊なオーブンで、1日に焼き上げるビスケットの数は18,000枚にものぼる

 

4、最後は人の手によって佐世保銘菓が完成する

焼いたビスケットにアツアツのあんをはさみ、十分に冷めるまで保管。最後に、グラニュー糖を全体にまぶして完成!

 

 

創業68年目を迎える白十字パーラー

 

柚木工場とは...

2015年に佐世保市上町の工場から、柚木町に移転する。〈白十字パーラー〉が販売する自社ブランドの製品はすべてここで製造から包装までを行う。そこから、お客さんのもとへと運ばれるのだ。

白十字パーラーぽると柚木工場

住所:佐世保市柚木元町2430-1
内容:ぽると・マリアン・ラミーエ などを製造

 

※一般の方の見学は受け付けていません

 

創業68年目を迎える白十字パーラー
〈白十字パーラー〉には、「ぽると」をはじめ、「出島の小石」や「マリアン」、「ラミーエ」など11種類のお菓子があり、佐世保の人々のソウルフードだ。詳しくはHPをチェックして!
https://www.hakuju-ji.com/

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