“長崎県らしい”SDGsの在り方とは?
その答えを県と共に探し、共に歩む企業
三井住友海上火災保険(株) 長崎支店長
岩水 浩さん
イワミズ ヒロシさん
宮城県生まれ。1992年に住友海上(現三井住友海上)へ入社。営業、コンプライアンス部門などを経て、長崎支店長に着任。「地域に頼られる保険会社、代理店」を目指す姿として、保険事業を通じた地域貢献に力を入れている。
長崎県のSDGs活動 その礎は、この場所から!
「長崎県のSDGs」を語る上で、〈三井住友海上〉の存在を外すことはできない。
なぜなら、長崎県独自のSDGsの登録認定制度の立ち上げに関わってきたことをはじめ、県内のSDGs関連の取り組みを支援してきた最功労者だから。
長崎支店をまとめる岩水支店長は「長崎県としてもはじめての取り組みであるため、ほかの自治体とも連携しノウハウをもっていた私たちが、推進パートナーとして協力させてもらいました」と話す。
2021年の時点では、まだ長崎に浸透力が弱かったこの課題に対し、「なるべく申請がしやすく、これを機に県内企業、県民に関心を持ってもらえるように」と、間口が広く取り組みやすい制度へと成長させた。
この登録制度、現在まで2回の募集で367件の企業・団体が登録され、先日まで行われていた3回目の募集を合わせると、さらに登録者数は増えていくはず。県と〈三井住友海上〉が生み出したSDGsの取り組みが今も成長を続けている。
保険事業が目指すゴールはSDGsの見据える先と同じ!?
もちろん、社を挙げてのSDGs活動も積極的に行っている。
「保険事業は、社会課題の解決、社会成長のリスクに対処するための商品・サービスの提供を行うものです。それは、SDGsが目指している社会の実現と同じ方向を見ていると思っています」と岩水支店長。
今後起こりうるサイバー事故などの対応やリスクそのものの周知など未来の地域社会への問題解決、ドライブレコーダーなどの普及による安全運転・事故解決という「事故のない社会の実現」、事故修理の部品にリサイクル部品の採用、そして災害時の対応など、保険事業に紐づいた活動も多岐にわたっている。
そのほか「健康=スポーツ」の観点からV・ファーレン長崎のサポートなどのスポーツ振興、洋上風力による再生可能エネルギーへの参画など、枚挙にいとまがないほどだ。
幸せを見つけることがSDGs実現の第一歩
SDGsの活動って、『大きなことをしなきゃ』って身構えてしまっている人が多いと思うんです」と現状の問題点を挙げる岩水さん。「本当は簡単なことから取り組めばいいんですよというのを、私たちが身をもって伝えたいんです」と話す。
事実、ペーパーレス化からリモートワークによる通勤解消→脱炭素化、サステナビリティに関する社員コンテストといった活動も。
さらには保険代理店や整備工場などとも連携し、脱炭素システムの導入も図っている。どのくらいCO2を排出しているかを見える化し、SDGsの意識を高めることを目的としている。
「身体的にも精神的にも、社会的に良好な状態という『ウェルビーイング』という言葉があります。つまり『幸せ』ですね。この状態にあることが生産性の向上につながると、私たちは考えています」と話す岩水さん。
「長崎の人たちがウェルビーイング、幸せを感じるようになれば、長崎県自体が元気にそして〈三井住友海上〉の成長にもつながっていきます。これからもいろんな視点で幸せづくり=SDGsに取り組んでいきたいですね」。
長崎のSDGs活動の基点となり、そして旗手となっている〈三井住友海上〉。その背中を県民一丸となって追っていきたい。
〈三井住友海上〉では、「さあ、いい方の未来へ」をコンセプトに、長崎県で働く人たちが元気に、長く働くための支援を行っている。企業が「健康経営」を目指すための「健康経営支援アプリ」の紹介動画もチェックして。
名称 | 三井住友海上火災保険株式会社 長崎支店 保険事業はもちろん、「地域に潜在する社会課題をDXの力で解決し、SDGsを道しるべとした共通価値の創造CSV(Creating Shared Value)を実現する」ことを掲げ、企業が取り組んでいるSDGsや脱炭素などへのサポートも展開している。 |
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お問い 合わせ | TEL:095-825-3122 |
備考 | |
場所 | 長崎県長崎市元船町9-18 |
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