自動車販売小売業

日産プリンス長崎販売 株式会社

企業をつくるのは人と人。追求し続ける、相互理解と対価。

機械化やAI化が進む時代。ゆえに〈日産プリンス長崎販売株式会社〉が今最も重要視しているのが「人と人とのコミュニケーション」である。大手・日産ならではの充実した育成プログラムの奥には、温もりが交差する独自の取り組みも存在した
 

大切なのは働く人の笑顔

ワールドワイドに展開する日産ブランドを掲げ、設立以来長崎県内で14店舗を抱える企業となった〈日産プリンス長崎販売株式会社〉。「ここで買ってよかった、と心からご満足いただけるお客さまを一人でも増やしたい」という、シンプルな想いが込められた理念の下、地域に密着して築き上げてきたのは、販売力や信頼度、そして働くスタッフの笑顔である。社内で大切にされている事、それは「感謝の気持ちをもってすべての人に接しよう」。お互いにお互いの仕事を理解し、助け合い、「ありがとう」を声に出す。部署や業務内容が異なっていても、思いやりを持ち、想像力を働かせれば自然とコミュニケーション力を高めることへつながる。この能力は、接客する際に特に重要なエレメント。どんなに性能が優れた車であっても、使う人の用途や生活スタイルに合わなければ意味がない。そのため、地域の日産の顔として、お客さまと接しさまざまな提案をするカーライフアドバイザーの担う役割は大きい。苦労も伴うが、同時にやりがいのある仕事ともいえよう。

日産ブランド組織力とたゆまぬ企業努力

男女問わず活躍できる、営業職のカーライフアドバイザー。入社すると、まず九州で日産車を販売する16社合同の福岡研修があり、長年培われてきた質の高いカリキュラムを受けて社会人としての基礎を学び、その後、各社で具体的な業務に関する数カ月の指導の後、各店舗への配属となる。さらに２年目以降は年次に合わせた〈日産ビジネスカレッジ〉での定期的な研修も実施している。ひと言で車の販売、といっても車両自体の事はもちろん、下取り査定や任意保険まで、覚えなければならないものは多数。しかし、その過程で資格も取得、見識の幅を広げることにもつながるので、自身にとってプラスになるはずだ。そして、注目すべきなのが、〈日産プリンス長崎販売会社〉が数年前から取り入れている【ブラザー制度】。新入社員がそれぞれの特定の先輩社員に仕事のことや人間関係を相談できるメンター制度で、近年導入する企業も増えている。形式だけに終わらせず活用したことで、人材育成や離職率の低下、さらには社内全体の風通しのよさや販売促進などにも効果を発揮したのだとか。

矛盾しない対価は、企業としての責務でもある

働く側にとって、向上心やモチベーションの継続、やりがいを感じるために必要不可欠なのが「対価」である。一番に置くかは価値観にもよるが、無視はできない。こちらでは、基本給はもちろんだが実力やその時の成果に合わせてきちんと対価を支払うための報奨制度も充実させており、効率的に仕事ができる、よりよい職場環境を整えることにも注力している。また大きな看板を掲げつつ、地域に根差したアットホームな社風は今も昔も変わらないとか。スタッフの洗練された顧客対応やスムーズな動きの中にも時おり垣間見える、やわらかな物腰や明るい表情からも伝わってくる。その秘密を探ってみると、答えの一つに「ずっと前からなんですが、ソフトボール大会やボウリング大会を開催したり、たまに旅行なんかも行っていますね」とあった。あくまでも有志を募り、というものだが、やはり横の関係性を深める上で影響は小さくないようだ。以前からの慣習も、良きものは継続すべし！

未来を見据えた社会貢献

温暖化・エネルギー問題など、地球レベルの環境と密接に関わる自動車販売。今後は、より安全で静かな走行で地球にも優しい、電気自動車の販売を強化することでＣＯ２の排出量ゼロと、豊かなカーライフの実現。さらに、最先端の運転支援技術を搭載した車の良さを伝え、渋滞や事故の軽減、また死亡事故ゼロを目指すことが目標だ。その一翼になって、未来の地球と社会に貢献してみてはどうだろう。