SUPER CEO:FILE 4
吉本 幸一 さん
|吉本養蜂場 代表取締役|
笑顔をつなぐはちみつのチカラ
島原半島を活性化する縁と縁とのポリネーション
はちみつの新しい可能性を見出して、地元に還元する――。
一見、多くの人がたどり着きそうな考え・試みにも感じられるが、それを実践できている場所は、全国でも多くはない。
それに果敢にも取り組んでいるのが、吉本幸一さん。
彼らがミツバチたちと共に生み出し提供するのは、安心安全で妥協のない、澄んだ琥珀色のはちみつだ。
島原の果樹農家へミツバチを使った花粉交配「ポリネーション」を供給する仕事も請け負い、地域の雇用にも貢献。春には、地元養蜂場による直売所・カフェをオープンさせるなど、はちみつへのイメージが変わるような活動を続けている。
カフェには「はちみつマイスター」も常駐し、栄養成分やミツバチのことなどを詳しく知ることもできる。何より、まずは自家採蜜だからこそ叶った「おいしいはちみつ・カフェメニュー」をぜひ。
長崎県が隠し持つはちみつのポテンシャルを、吉本さんの笑顔と共に楽しんで。
わたしの好きな言葉
精力的に活動を続ける吉本さんが常々感じているのは、人との縁と感謝の気持ち。「たくさんの人に支えられて、ここまで来れたんです」と、感謝と還元の想いを乗せ、また次の行動の活力としているのだとか。
わたしが社長になるまでの道のり
● 2002
〈青木養蜂場〉で働きながら修業。
養蜂業のノウハウを学ぶ。
● 2005
長崎へ帰郷。〈吉本養蜂場〉に所属しながら、
先代とは異なる活動をはじめる。
● 2016
〈吉本養蜂場〉を法人登録。
● 2022
はちみつの6次産業化も意識したカフェ兼直売所を3月にオープン。
1928年から続く〈吉本養蜂場〉を継ぐ立場ながら、先代の手から離れ、まっさらなところから挑戦を始めたという、エネルギッシュな若き経営者。子どもたちが「養蜂家になりたい!」と声に出せるような、夢のある職業にしたいと意気込んでいる。
わたしの会社のこと
島原半島ではちみつを生産する養蜂場。直売所・カフェでは、非加熱・無添加・無加工のはちみつと、それを使ったカフェメニューなどを提供。ポリネーション(花粉交配)も手がけ、農家の生産へのサポートも行っている。
雲仙生まれのはちみつをオンラインで!
〈吉本養蜂場〉では、今年7月に公式サイト&オンラインショップがオープンしたばかり。これまで直売店で展開していたはちみつ商品が、オンラインでも注文できるようなった。さまざまな商品が購入できて、贈りものにも最適だ。また、公式サイトの方では、はちみつへのこだわりやアレコレについても紹介しているので、ぜひチェックしてみて。
オンラインショップ:https://ec.yoshimoto-bee.com/
直売所でも大人気の「巣みつ」と定番のはちみつとのセット。ギフト用にもピッタリの組み合わせだ
秋限定のはちみつ。そばの花から採れたはちみつは、ミネラル豊富で夏からの疲れを回復するのにも◎
長崎で活躍している注目のメンバー:通称SUPER CEOたち。きっと隠された強さ、ルールを持っているはず!
その秘密の一部を尋ねてみました。みなさんの仕事へのヒントが見つかるかも!?
仕事をする上で一番大切にしていることは?
人と人との輪も大切ですが、養蜂場はハチにも助けられながら営んでいるので、彼らを大切にすることも常に考えています。1匹のミツバチが一生のうちに集めるはちみつは、わずか5ℊ。命の重さや食の大切さを伝えられる場にもなれるように、努力を惜しまないつもりです。地域や人、そしてハチへの感謝を抱きながら、それにお返しできるような関係性をつくっていきたいと思っています。
目標や今後の青写真ってありますか?
養蜂場って特殊な職業に見えるかもしれませんが、もっと夢のある仕事なんですよ、って伝えたいんですよね。もちろん、もっと働きやすく、もっとやりがいのあるものに、私たちが成長させていく必要もあるんですけど。小さい子どもたちが「将来ケーキ屋さんになりたい!」と言うのと同じように「はちみつ屋さんになりたい!」と思ってもらえるように。現在は社員教育にも力を注いでいます。
名称 | 吉本養蜂場 |
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営業 時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水 |
駐車場 | あり |
お問い 合わせ | TEL:0957-38-6124 |
場所 | 雲仙市吾妻町阿母名342-4 |
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